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タイ政府は、全国各地で違法薬物の蔓延を防止し抑制する取り組みをさらに強化しています。特に国境地域での薬物取締を重点的に行う方針です。2024年11月15日にタイ広報局が伝えています。
2024年11月12日に開催された麻薬取締委員会の会合で、プームタム・ウェーチャヤチャイ副首相兼国防相は、関係機関に薬物対策を加速するよう指示しました。彼は、薬物問題が国民全体にとって深刻な関心事であり、政府が決断力を持って包括的に対処する姿勢を強調しました。特に、いくつかの県では依然として深刻な状況が続いており、中央および地域の行政機関が一体となって、薬物取締を緊急課題として取り組むことが求められています。
今回の会合では、カンチャナブリ県内の5つの国境地区が緊急対策地域として指定されました。指定された地区は、サンクラブリー郡、トンパープーム郡、ムアンカンチャナブリ郡、サイヨーク郡、ダンマカムティア郡です。これらの国境地域は西部タイに位置しており、第1軍管区司令部が主な責任を担います。
政府は、薬物問題に対して強い意志をもって取り組みを進めています。その政策には、予防、抑制、リハビリが含まれており、隣国との協力による生産と取引の根絶や、違法輸入および輸送ルートの厳格な管理が行われます。また、薬物売買者の資産は差し押さえられ、地域社会に潜む薬物使用者は治療とリハビリを受けることになります。
さらに、薬物使用者には職業訓練や教育が提供され、社会復帰を支援する体制が整備されます。彼らが薬物の悪循環に戻らないよう、監視と支援の仕組みが構築される予定です。
https://thailand.prd.go.th/en/content/category/detail/id/48/iid/340033
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