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スワンナプーム空港の新ターミナル SAT-1がユネスコの「世界で最も美しい空港」候補に選出

2024年11月17日 配信

タイのスワンナプーム国際空港にあるミッドフィールドサテライトターミナル1(SAT-1)が、国連教育科学文化機関(ユネスコ)の「2024年世界で最も美しい空港リスト」の6つの最終候補の一つにノミネートされました。タイ広報局が2024年11月15日に伝えています。



卓越した建築とデザインを評価するこの名誉ある「2024年世界で最も美しい空港リスト」の賞は、毎年ユネスコの「プリー・ヴェルサイユ賞」の一環として発表され、受賞者は12月2日にパリのユネスコ本部で明らかにされます。

今回ノミネートされた空港は、タイのSAT-1ターミナルのほか、アラブ首長国連邦のザイード国際空港、メキシコのフェリペ・アンヘレス国際空港、シンガポールのチャンギ空港ターミナル2、アメリカのボストン・ローガン国際空港ターミナルE、カンザスシティ国際空港が含まれています。選考基準は、創造性や革新性、地域遺産の表現、環境への配慮、そして社会的交流や参加の促進といった観点に基づいています。

スワンナプーム空港のSAT-1ターミナルは、4階建てで28の搭乗ゲートを備えた最新の施設。メインターミナルと結ばれた地下の自動ピープルムーバーや手荷物処理システムなど、最先端の技術が導入されています。ターミナル全体のデザインは、タイの豊かな歴史にインスピレーションを受けたもの。3階にはヒンマパンの森を再現した空間が広がり、象の彫像やキンナリー、ヘマラート、ホンサといった神話上の生き物が壮麗に飾られています。

また、2階では影絵、コーンマスク、タイの凧といった伝統芸術が来訪者を出迎えます。さらに、ターミナルの東西には仏像が祀られ、各所にはタイの四地域にわたる文化と伝統を描いた美しい絵画も展示。まさにタイの魅力が詰まった芸術的空間が広がっています。

卓越したデザインと文化的要素が融合したSAT-1ターミナルの受賞に期待が高まります。

 

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