バンコク・チャトゥチャック市場をタイのソフトパワー拠点に、2年以内の開発目指す

タイ国家ソフトパワー戦略委員会（The National Committee on Soft Power Developmen）は、今後2年間でバンコクのチャトゥチャック市場（ウィークエンドマーケット）をタイのソフトパワーの拠点として発展させる計画を発表しました。委員会の会合では、ソフトパワー予算が2024年会計年度の6億3,500万バーツから2025年会計年度には23億バーツに増額されることが報告されました。2025年年会計年度は2024年10月1日から2025年11月30日までの期間です。各報道が伝えています。

週末には1日あたり少なくとも8万人、ピーク時には30万人が訪れるチャトゥチャック市場は、非常に高い観光潜在力を持っています。ソフトパワー拠点として、市場に本、映画、デザイン、観光、音楽、ゲーム、フェスティバル、芸術と文化、ファッション、工芸品、スポーツを展示できるスペースを整える方針が示されました。

チャトゥチャック市場は既に本、ファッション、アートなど、タイのソフトパワーと関連する多くの店舗があるため、これを基に開発を拡大し、ソフトパワーの中心地にする計画が適しています。バンコク都庁は市場の潜在力を評価するための調査を開始する予定です。

この開発を推進するため、委員会を率いる小委員会が設立されます。市場はタイ国鉄が所有する土地に位置しており、小委員会には鉄道当局や中小企業振興機関、業界の専門家も参加します。

このプロセスは迅速に進められ、2年以内にチャトゥチャック市場をバンコクを訪れる世界中の観光客にとって必訪の場所とすることを目指しています。

バンコク都の代表者は、市場が68ライの面積を持ち、約15,000の店舗があることを指摘し、既存のファッション、アート、工芸品、食、音楽を基にソフトパワーの展示スペースを整備する計画を述べました。

 ■Soft power plans for Bangkok’s Chatuchak market｜Bangkok Post