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バンコク都は、家庭ごみの収集料を見直し、新たにリサイクル分別の有無によって料金を差別化する条例を可決しました。今回の改定は、バンコク都庁が家庭ごみの増加に対応し、分別を奨励することを目的としています。2024年10月31日にタイ国営メディアNNTが伝えています。
新たな制度では、リサイクル分別を行う家庭には月額20バーツの料金が適用され、分別しない場合は60バーツが請求されます。この変更は、以前の一律80バーツからの見直しであり、市民がより積極的にごみ分別に取り組むことを期待して設定されました。条例は発布から180日後に施行される予定です。
バンコク都は、分別を行う家庭を特定するために、アプリや地域事務所での登録制度を導入します。登録を行った家庭には、職員が訪問して分別の実施を確認し、確認が取れた家庭には月額20バーツの優遇料金が適用される仕組みです。
現在、バンコク都内の家庭約200万件のうち、リサイクル分別を行っているのは5万件程度にとどまっています。バンコク都は新しい収集料制度により、家庭ごみの分別率が向上し、ごみ処理にかかる費用や環境への負荷が軽減されることを期待しています。
この新制度によって、バンコク都が持続可能な環境管理を目指す一歩を踏み出すことが期待されています。
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