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バンコクで「低排出ゾーン」でのトラック進入禁止を計画、乾季の大気汚染対策で

2024年10月30日 配信

バンコク都は、乾季となる11月から3月の間、PM2.5の大気汚染が深刻化することを受けて、都市内の「低排出ゾーン」へのトラック進入を禁止する方針を発表しました。2024年10月29日にタイ公共放送ThaiPBSが伝えています。



チャッチャート・シッティパン知事によると、ドゥシット区、パヤタイ区、プラナコン区、ポムプラブ区、サムパンタウォン区、クローンサン区、サトーン区、パトゥムワン区、バンラック区が対象地域として指定される予定です。これらの地域は、PM2.5の濃度が2日連続でレッドレベル(90µg/m3)に達した場合、「低排出ゾーン」に指定され、トラックの進入が制限されることになります。制限の通知は施行の24時間前に行われ、3日間の期間内で有効となります。

この新たな規制のもとで、低排出ゾーンに進入を希望する運送業者は、11月1日以降、事前に登録が必要です。また、進入を許可される車両は、良好な整備状態が求められ、オイルフィルターの交換が必須とされています。未登録車両での進入が発覚した場合、運転手は最長1か月の懲役や最大2,000バーツの罰金が科される可能性があります。

知事はこの施策について「運送業者が車両のメンテナンスに努め、汚染の軽減につながる」として期待を示しており、年間で約50万台のトラックが登録を行うと見込まれています。

さらに、知事はPM2.5のレベルが2日連続でレッドレベルに達した場合、企業は従業員に在宅勤務を認めるべきだと提言しています。

また、バンコク市内のBMA管轄の病院、中央病院やタクシン病院などでは、すでに大気汚染による健康被害者への対応施設が整備されていると発表されました。

https://world.thaipbs.or.th/detail/bma-to-ban-trucks-from-low-emission-zones-/55234

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