タイ、ASEAN最大の農産物輸出国に～世界では第8位

タイ商務省は、2024年1月から8月にかけてのタイの農産物輸出が前年同期比8％増加し、総額198億2,600万米ドル（約2兆9,600億円）に達したと報告しました。特に自由貿易協定（FTA）加盟国への輸出は127億米ドル（約4,300億バーツ）に上り、この結果、タイはASEAN地域で最大の農産物輸出国、そして世界では第8位の地位を確保しています。

輸出先としては、中国、ASEAN諸国、日本、韓国が主要な市場となっています。8月の統計によると、タイの農産物輸出トップ5は以下の通りです。

1. 1.  生鮮および冷凍果物 – 6億400万米ドル
2. 2.  米 – 5億6,200万米ドル
3. 3.  ゴム – 4億9,700万米ドル
4. 4.  鶏肉 – 3億9,200万米ドル
5. 5.  キャッサバ製品 – 2億6,000万米ドル

タイ政府は、輸出における障害を取り除き、さらなる取引拡大を支援するため、条件の改善に注力しています。これにより、今後タイが世界第5位の農産物輸出国になる可能性もあると期待されています。

商務省の担当者は、「タイは今後も農業分野の国際競争力を強化し、成長を目指していく」と述べており、同国の農業輸出産業の一層の発展に期待が寄せられています。

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