タイ首相、国連での平和維持と持続可能な発展への貢献を強調

©タイ外務省広報局

ペートンタン・チナワット首相は、タイが国連の積極的なプレイヤーであり、平和と安定のある世界の実現に貢献していることを誇りに思っていると述べました。首相は、タイが戦争や紛争の防止において重要な役割を果たしてきたと強調しています。タイ外務省広報局が2024年10月27日に伝えています。

首相は国連デーの2024年10月24日に行った演説で、タイの人員が20を超える国連ミッションに参加し、紛争地域の安定化や紛争後の復興支援に貢献していると語っています。

また、自然と人間が調和して共存する世界を実現するため、タイは持続可能な開発目標（SDGs）の実現に向けて「十分な経済」の哲学を共有していることを指摘しました。「私たちは経済的繁栄と環境の持続可能性のバランスを取り、人々の福祉向上に貢献することに尽力しています」と述べています。

さらに首相は、こう話しています。「平等な機会のある世界を創造するために、タイが2025年から2027年の任期で国連人権理事会のメンバーに選出されたことを誇りに思います。タイの人権基準の向上を誓うとともに、グローバルな人権基準の向上を目指し、橋渡し役としての役割も果たします。タイの使命は明確です：進歩に向かう中で、誰も取り残さないようにすることです」 

また、「タイは『平和と共通の繁栄を促進する』政策に基づき、国連アジア太平洋経済社会委員会（UN ESCAP）を含む40を超える国連機関の地域拠点としての役割を担っています。タイと地域における国連の活動を支援し、加盟国のニーズに応えるために引き続き協力していきましょう」と続けています。

また、今年9月に開催された「未来のサミット」が成功裏に終わったことを歓迎し、「今後、私たちの焦点は、『未来のための協定』が影響力を持ち、具体的な行動に基づいたものとなるようにすることです。より良い世界のビジョンは単なる願望にとどまらず、政治的意思と具体的な取り組み、そしてすべての国および関係するすべての利害関係者の支援によって実現されます」と語っています。

最後に、「タイ王国政府は、国連を支援し、国際社会と協力して建設的な役割を果たすことを約束しています。今を生きる私たち、そして将来の世代のために、より良い世界を築くために努力します」と締めくくりました。

■Thailand Takes Great Pride in Being Active Player in the United Nations