駅での危険行為に法的措置へ～フリーランナーのエスカレーターを滑る動画が波紋

2024年10月25日、MRT（Mass Rapid Transit Authority of Thailand）とBEM（Bangkok Expressway and Metro）は、フリ―ランナーがMRTワットマンコン駅のエスカレーターの手すりを使って滑り降りる危険な行為を撮影した動画をSNSで投稿したことに対し、法的措置を取る方針を発表しました。この動画には「สไลด์เดอร์ + MRT + FREERUNNING #ฟรีรันนิ่ง #สไลด์เดอร์ #MRT #กดติดตาม #Reels」などのハッシュタグが添えられており、一般乗客に不安を与えたと報じられています。

監視カメラ（CCTV）の映像によると、事件は10月22日午後1時43分、MRTワットマンコン駅の1番出口で発生しました。この行為は本人だけでなく周囲にも危険をもたらすもので、SNSへの投稿によって模倣が懸念されます。そのため、BEMは警察に被害届を提出し、フリ―ランナーに対して法的措置を進めています。

また、MRTはBEMと協力し、模倣防止策として、エスカレーターの手すり部分に滑り止めや障害物を設置する予定です。さらに、監視カメラによる監視体制の強化や職員の巡回頻度の増加など、安全対策の強化も実施する予定です。

MRTは利用者に対し、エスカレーターの不適切な利用は自身や他者の負傷につながる危険行為であり、安全な利用方法を徹底するよう強く求めています。また、このような行為に対しては法的措置を辞さない方針を再確認し、公共の安全を守るための協力を呼びかけています。