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2024年10月25日 — タイ気象局は、大型で激しい熱帯暴風雨「トラミ」がベトナム中部沿岸に接近し、タイ国内にも影響を及ぼす見込みであると発表しました。この暴風雨は10月26日から28日にかけてベトナムに最接近する予想です。
熱帯暴風雨「トラミ」の接近に伴い、タイ国内では東部、東北部、中部、南部などの地域で降雨量が増加し、一部の地域では豪雨が予想されています。これにより、洪水や土砂崩れのリスクが高まっているため、各地域の住民には警戒が呼びかけられています。
また、この期間中に南西モンスーンがアンダマン海、タイ南部、およびタイ湾で強まり、海上では波が高くなると予想されています。アンダマン海では波の高さが約2メートル、タイ湾では1〜2メートルに達し、特に雷雨が発生する地域では波が2メートルを超える可能性もあります。海上での活動には十分な注意が必要です。
暴風雨「トラミ」はベトナム沿岸に接近後、南シナ海北部へと移動する見込みであり、その後はタイ国内の降雨量が減少し、天候が徐々に落ち着くと見られています。
一方、現在タイ北部では冷気の影響により気温が低下しており、降雨も少なくなっています。冷え込みが続くことで、過ごしやすい天候となっているようです。
南部地域では、熱帯暴風雨「トラミ」が発生している南シナ海北部に向かう西風の影響で、アンダマン海沿岸の地域、特にラノーン、パンガー、プーケット、クラビ、トラン、サトゥーン県で引き続き降雨が予想されています。中〜強度の雷雨が見込まれ、豪雨による突発的な洪水や土砂災害に注意が必要です。
タイ政府および各自治体は、影響を受ける地域の住民に対して、気象情報の最新情報を常に確認し、安全対策を強化するよう呼びかけています。
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