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2024年10月17日、タイ北部ターク県メーソッド郡で、中国国籍の学生男女3名が拉致され、約150万バーツの身代金を要求される事件が発生しました。タイ警察は迅速に捜査を行い、ミャンマー当局との連携により、被害者3名をミャンマー国内で無事に救出しました。現在、この事件の背後にいる組織的な犯罪グループに対する捜査が進行中です。各報道が伝えています。
被害に遭ったのは、中国国籍の男性2名と女性1名で、年齢はそれぞれ18歳と20歳です。10月17日の早朝、彼らはバンコクの大学からドンムアン空港へ向かい、ターク県へ飛び、メーソッド郡のリゾートにチェックインしました。しかし、その後、犯人によって拉致され、ターク県ポッププラ郡の国境付近からミャンマーに連れて行かれました。
犯人グループは、被害者の家族に対し300,000元(約1,500,000バーツ)の身代金を要求し、支払わなければミャンマーの犯罪組織に引き渡すと脅しました。被害者の1人が母親に連絡し、100,000元(約470,000バーツ)が支払われましたが、他の2名の家族からは支払いが行われませんでした。しかし、最終的に犯人は3人全員を解放しました。
事件を知ったタイ警察は、メーソッド警察署およびポッププラ警察署の捜査チームと連携し、地元住民からの情報をもとに捜索を開始しました。10月21日、3名の被害者はミャンマー国内の森で無事に発見され、身体的に無傷であることが確認されました。その後、彼らはターク県の入国管理局に保護されました。
警察は、この拉致事件がタイ人を含む組織的な犯罪グループによるものであるとみて捜査を続けており、特に被害者を運んだ車両の運転手として関与したタイ人の追跡が行われています。
現在、被害者3名は安全な場所に保護され、家族との連絡が取られています。警察は、引き続き組織的な犯罪グループの全容解明を目指して捜査を進めており、今後の進展が期待されています。
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