プーケットのゴミ捨て場、祭り後の未使用花火による火災リスクに直面

プーケット当局は、2024年10月2日から11日まで開催されたプーケットベジタリアンフェスティバル後に、未発火の花火が原因でゴミ捨て場で火災が発生するリスクに直面しています。サパンヒン埋立地では、祭りの期間中に使用された大量の花火が未使用のまま廃棄されており、この火薬が火災の引き金となる恐れがあるとされています。

プーケットの副市長によると、祭り後、多くの花火が完全に燃焼せず、未発火のまま残った火薬が廃棄されました。このような花火の不発品が埋立地で火災を引き起こす可能性が懸念されています。

副市長は、廃棄物処理施設の職員とともに現場を視察し、安全に未使用の花火を処理するための方法を協議しました。同氏は「特に雨季が終わり、気温が上昇する時期には火災のリスクが高まる」と指摘し、ゴミ捨て場の監視を強化しています。

さらに、サパンヒン埋立地の廃棄物処理施設は老朽化した焼却炉の影響で毎日約1,100トンの廃棄物を処理しているものの、焼却能力は700トンに留まっており、10,000トン以上の廃棄物が積み上がっているといいます。観光シーズンの到来により、1日の廃棄物量は1,500トンに増加する見通しで、廃棄物管理システムへの負担がさらに増加すると懸念されています。