寄付を募ったニセ僧侶を逮捕、警察も警告

タイ警察は2024年10月2日、僧侶や修行者を装って詐欺行為を行った容疑者を逮捕しました。この容疑者は、他者を欺く目的で僧侶を名乗り、偽造文書を使用したとして罪に問われています。

警察発表によると、ニセ僧侶の問題は人気ページのDrama-addictで警告が出されたことから捜査を開始。この詐欺は、偽名で僧侶を装ったページを作成し、寄付を募るという手口で、最終的にバンコクのラプラオ地区のショッピングモールで容疑者を逮捕するに至りました。

取り調べの結果、容疑者はかつて僧侶であったものの、オンラインギャンブルに依存し、借金を抱えたため2020年に僧籍を離れたことを認めました。その後、偽の僧侶名を使って銀行口座を開設し、寄付金を集めていたことが明らかになりました。

警察は、善意の寄付者を狙った詐欺が多発していることを警告しています。特に、病気の動物の写真や宗教的行事を装って寄付を募る手口が増えており、寄付を行う際には十分な注意が必要です。寄付先が本物の団体や寺院であることを確認し、個人名義の口座には寄付しないこと、また不審なリンクや知らない人物との連絡を避けることが推奨されています。もし詐欺の被害に遭った場合は、直ちにAOC 1441に通報するよう呼びかけています。