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タイ入国管理警察は2024年9月5日、ノンタブリ県バーンヤイ郡バーンムアンのソイ・カンタナにある、ミャンマー人労働者がTikTokでライブコマースを行っていた家を捜索し、8人のミャンマー人を逮捕しました。タイではライブコマースは、タイ人のみが就労できる職種の一つとのことです。
ノンタブリ入国管理局のソムキアット大佐によると、当局はミャンマー人労働者がバーンムアンの住宅に集まっているという情報を受け、家宅捜索を実施。その結果、彼らが無許可でライブコマースを行っていたことが発覚しました。
この家は2階建てのタウンハウスで、内部には大量の衣類やTikTokでの販売に使用する通信機器があり、家宅捜索により押収されました。ミャンマー人のミン容疑者(25歳)は家の借主で、妻のナント容疑者(25歳)と、他の6人のミャンマー人で一緒に暮らしていたことが確認されました。捜索の結果、6人が適切な入国書類を所持していなかったため、不法入国と労働許可なしでの就労の疑いで逮捕となりました
ミン容疑者とナント容疑者は、合法的にタイに入国し、それぞれ車の洗浄作業員と会社員として働いていたと述べていますが、収入を増やすためにプラトゥーナム市場で衣類を購入し、TikTokでライブ配信を通じて販売していたとのことです。ライブコマースでの月収は10,000〜15,000バーツに達していたとされていますが、これがタイでは違法行為であることは知らなかったと供述しています。
他の6人のミャンマー人労働者は最近不法入国し、労働許可証を申請中だったとされています。夫婦は彼らを手伝いとして雇い、月に2,000バーツを支払っていたとされています。
タイでは、外国人労働者がライブコマースなど特定の職業に従事することは法律で禁止されており、タイ国民に限定されています。警察当局は、彼らの行為が明確な法律違反であると指摘し、全員が法的措置を受けることとなります。
夫婦は不法移民の匿いに関して、他の6人はビザの超過滞在、不法就労、そして不法入国の罪で起訴され、今後タイの法律に基づいて処罰される予定です。
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タイで外国人が就労できない職種は以下となります。ライブコーマスは競売に当たるのでしょうか。または行商?
1.木材彫刻
2.国内輸送機械運転または国内非機械運転(国際線空輸またはフォークリフト(Forklift)の運転を除く)
3.競売
4.宝石の切削や研磨
5.散髪師、理容師または美容師
6.手作業による機織
7.ござ織りまたはアシ、藤、麻若しくは竹を原料とする加工用品の製造
8.手すき紙製造
9.漆器製造
10.タイ特産楽器製造
11.ニエロ細工
12.金銀細工
13.青銅器生産
14.タイ特産玩具の製造
15.金属鉢の製造
16.絹手工芸品の製造
17.仏像の製造
18.紙製または布製の傘の製造
19.仲介業または代理店業(国際業務を除く)
20.タイ式マッサージ
21.手巻きタバコ
22.観光ガイドおよび観光業
23.行商および露店業
24.タイ語のタイピング
25.手作業による絹製糸
26.秘書
27.法律または訴訟に関する業務(仲裁人業務およびタイ法以外に関連する紛争に関する仲裁支援または仲裁代理を除く)
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