建設中のタイ中高速鉄道トンネル事故、不明3名の救助活動続く

2024年8月24日夜（当初の報道では25日午前1時頃）に発生した、ナコンラチャシマ県パークチョン郡チャントゥーク地区で建設中のタイ中高速鉄道トンネルの崩落により、閉じ込められた3人の作業員を救出するための努力が続いています。行方不明者になっているのは、プロジェクト監督の中国人男性、掘削機を操作していた中国人男性、そしてトラック運転手のミャンマー人男性の3名です。 

■コラートのトンネル工事の事故で3人行方不明、タイと中国を結ぶ高速鉄道のトンネル

8月26日早朝、スキャナーが心拍の兆候を検出し、行方不明者の生存への希望が高まりました。救助隊はバックホーを使用して慎重に土や岩を除去していましたが、新たに土砂や石が落ちてくることが救助作業を難しくしています。

このトンネルは、バンコクとラオス国境にあるノンカーイ県を結ぶタイ中高速鉄道プロジェクトの一部です。タイ運輸省によると、救助用の管の一部が徐々に塞がれたトンネルに押し進められています。この管は直径1.20メートル、長さ6メートルで、空気を送り込んだり、救急物資を閉じ込められた作業員に届けたりするために使用されます。救助隊は、最終的には作業員を安全に避難させるための十分な大きさの開口部を作ることを目指しています。

▼関連記事
コラートのトンネル工事の事故で3人行方不明、タイと中国を結ぶ高速鉄道のトンネル