バンコク都でフィットネス汚職、25人の職員が関与

バンコクのフィットネスセンター向けに調達された高額で過大評価されたフィットネス機器に関与した25人の市職員、が汚職に関与しているとされています。2024年7月30日の各報道が伝えています。

バンコク都ナタポン副常務書記官は記者会見で、フィットネスセンターでの汚職疑惑を調査するために懲戒委員会が設置されることを発表しました。委員会は120日以内に調査を完了する必要がありますが、必要に応じて60日間の延長が可能です。

会見ではまた、フィットネス機器の調達に関わる7つのプロジェクトが国家入札の慣行に違反していることも明らかにしました。たとえば、市場価格を超えた価格の引き上げや、仕様が不必要に狭く設定されていたことが挙げられます。

副常務書記官はまた、入札条件書（Terms of Reference）に記載された入札者の資格が、潜在的な入札者の数を制限するように調整されていたことも指摘しました。例えば、過去2年間に国家機関と締結した契約の詳細を少なくとも4つ提出することが求められており、これは財務省が定める要件を超えています。

この汚職疑惑に関与した25人の職員のうち、1人は辞職し、残りの24人は同じ部署やユニットには所属していないものの、調達プロジェクトの責任者だとのことです。