タイの人口の約1割（573万人）が過去1年間に大量飲酒

タイ国健康促進財団（ThaiHealth）の報告によると、タイの人口の約10％、つまり573万人が過去1年間に大量飲酒を行ったとされています。タイの北部地域が最も高い大量飲酒率を記録しており、それに続いて東北部となっています。飲酒は、喫煙に次いでタイにおける第二の死因として位置づけられています。タイ国営メディアNNTが2024年7月16日に伝えています。

報告は、過度のアルコール摂取に関連する深刻な健康リスクを強調しており、肝炎、脂肪肝浸潤、肝硬変、肝不全、肝癌などの一連の肝臓の状態が含まれています。これらの状態は主に血流に入る高レベルの肝酵素によって引き起こされます。

2023年12月の世界保健機関（WHO）のAUDIT（アルコール使用障害識別テスト）の調査結果は、この問題の緊急性を強調しており、参加者の31％以上が肝疾患のリスクがあると識別されました。そのリスクがある人々の中で、多くの人が肝機能検査に同意し、約25％が異常な肝酵素レベルを示していることが明らかになりました。

タイ国健康促進財団のディレクターであるポンテープ氏は、肝臓の損傷の主要因としてアルコール消費に対処する重要性を強調しました。過度の飲酒に関連する症状には、疲労、食欲不振、体重減少、目の黄変、黄疸、および右肋骨下の不快感が含まれ、これらは放置すると肝硬変に至る可能性があります。

過剰な量のアルコールを摂取していた個人が飲酒習慣をやめると、肝臓の回復力が顕著に現れます。タイ健康促進財団によると、飲酒をやめると肝臓はわずか1〜3か月で正常な機能を回復することができるとされています。

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