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タイ首相府のチャイ報道官は2024年7月6日、タイデジタル経済社会省、タイ国家放送通信委員会、タイ災害防止軽減局、およびトゥルーコーポレーション社との協力により、「セルブロードキャストサービス（Cell Broadcast Service：CBS）」を導入し、タイで初めて携帯電話の緊急警報システムを開始すると発表しました。
「セルブロードキャストサービス」は世界中で使用されており、以下のような利用方法と利点があります。
・全ての利用者の携帯電話に警報メッセージを送信でき、タイ人および危険地域にいる外国人旅行者が同時に受信可能
・緊急事態への迅速な対応を強化
・タイ人および外国人旅行者の安全と生活の質を向上
・タイ語、英語、中国語、日本語、ロシア語の5か国語で警報を提供
セルブロードキャストサービス緊急警報システムは、影響を受ける地域のすべての携帯電話利用者に事前登録なしでメッセージを送信します。メッセージはテキスト、画像、音声で送られ、音声信号と画面上のポップアップメッセージで表示されます。また、テキストを音声に変換する技術により、視覚障害者への警報も支援されます。
セルブロードキャストサービス緊急警報システムは、以下の5段階のレベルで警報を設定できます。
１、国家警報（National Alert）：最高レベルの警報で、すべての人に即座に知らせる
２、緊急警報（Emergency Alert）：津波、地震、急な洪水、犯罪者からの危険などの災害警報
３、アンバー警報（Amber Alert）：子供や行方不明者の警報を設定し、国民に情報を提供して監視し、発見した場合に報告する
４，公共安全（Public Safety）：地域の公共安全の警報、居住者や通行人への注意喚起
５，テスト警報（Test Alert）：特定の目的でテストを行う警報システム、監視と警報の実施前にテストを行う
タイデジタル経済社会省は、このシステムがタイで初めて導入されるため、全国的な機器と設置の準備が必要であり、2025年初めまでに完了すると予測しています。システムが完全に稼働する際には、国民は迅速で効率的な緊急警報を受け取ることができます。
