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2024年6月5日、サイバー警察とウドンタニ県警は共同でオンライン賭博サイトを摘発。「ボス・ボム(บอสบอม)」の名で知られるウドンタニの裏社会のボスのネットワークが発覚しました。このネットワークはレストランを隠れ蓑にし、100以上のオンライン賭博サイトを運営していたことが判明しました。
この摘発は、政府と警察庁のオンライン賭博ネットワークを摘発するという方針に基づいて行われ、捜査を進めた結果、一般のタイ国民がインターネットを通じて賭博に参加できるウェブサイトが存在することを突き止めました。
さらなる捜査によりオンライン賭博グループのために利用されている銀行口座の異常な取引が明らかになりました。これらの口座から現金がウドンタニ県内で何度も引き出されて確認。警察は証拠を集め、ウドンタニ地方裁判所から捜索令状を取得し、6カ所の捜索を実施しました。そこでシステム管理と現金引き出しを担当していた25歳の男と36歳の男を逮捕。彼らは現金を引き出し、オンライン賭博サイトのオーナーである「ボス・ボム」に渡していました。さらに、ウドンタニ県の有名なレストランとも繋がりがあることが明らかになりました。
警察は、この摘発で他人名義の銀行通帳とATMカード50冊以上、携帯電話、コンピューター、現金20万バーツなど30点以上の証拠品を押収。また、オンライン賭博サイト運営に関連する資産も総額5000万バーツ相当以上を押収しました。
逮捕された2人は、表向きはレストランで働いていましたが、実際にはオンライン賭博のための現金引き出しと「ボス・ボム」への現金送金を行っていたこと、さらにオンライン賭博サイトの管理や収支管理を担当していたことを明らかにしました。これらのサイトのプログラム、マーケティング、管理などの業務も行っていました。
「ボス・ボム」を捜査した結果、彼がウドンタニ県内でコンピュータープログラム開発会社とレストランを運営し、資金洗浄のための事業拡大を計画していたことが判明しました。さらに、彼の所有する資産には14丁の銃、高級車8台、ウドンタニ県内の総額1000万バーツ以上の土地が含まれていました。
2人の容疑者には「違法なオンライン賭博の運営と資金洗浄に関与した」として、1~10年の禁錮か2万~20万バーツの罰金またはその双方が科されます。また、関連する資産は1999年の資金洗浄防止法に基づき、差し押さえられました。
警察は「ボス・ボム」とその他の関係者に対しても引き続き捜査を進めています。
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