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パー・ヒンガーム国立公園(Pa Hin Ngam National Park)は2024年6月1日、SMART PATROL RANGER が、絶滅寸前の希少な蛾であるネッタイオナガミズアオ(Actias selene) のメスを2024年5月28日に発見したと明かしました。パー・ヒンガーム国立公園は第7保護区管理局(ナコンラチャシマ)に属します。
タイでは、このActias属の蛾は4種存在しています。この属の蛾の特徴は、長い尾を持つことです。現在、この属の蛾は絶滅危惧種として認識されており、2019年の野生動物保護法によって保護されています。
特徴
オス:羽の全長が12~13.5センチメートル。体は淡黄色の毛で覆われ、羽は淡緑色で、前羽と後羽に三日月形の斑点が合計4つあります。前羽には灰褐色の線があり、後羽には剣状の長い尾があり、尾の端にピンク色の三日月形の斑点があります。
メス:全長が14.5~15センチメートル。基本的な特徴はオスと同じですが、尾が細く、曲がっています。
生息地
タイ国内では、低地から海抜2,400メートルの範囲で見られます。
幼虫の食草
多くの植物が幼虫の食草として知られており、例えば、サイカチ属(Lagerstroemia)やターミナリア属(Terminalia)などがあります。
情報源
この情報は、タイ国立公園・野生動物・植物保全局の森林昆虫学および微生物学研究グループによって提供されました。
調査者
ウィーラ・ドゥムナイ氏(中央警備隊員、資源保護管理部門、パーヒンガーム国立公園)
記事・写真提供者
プラジャック・ブンマーチャーン氏(中央警備隊員、資源保護管理部門、パーヒンガーム国立公園)
撮影場所
パーヒンガーム国立公園、バーンライ地区、テープサシット郡、チャイヤプーム県
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