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2024年、灼熱のタイ。照りつける太陽をものともせずに向かった先は、タイ最北の県であるチェンライでした。
ミャンマーやラオスと国境を接するチェンライは、山間部に少数民族が暮らす地で、首都バンコクとは異なる言葉(方言)や文化があり、北タイ特有の料理も楽しめる魅力的な場所です。そんなチェンライでの宿泊は、世界的なホテルチェーンであるマリオットグループの5つ星ホテル「ル・メリディアン・チェンライ・リゾート(Le Méridien Chiang Rai Resort)」でした。
今回チェンライへの空の旅は、タイ・ベトジェトを利用。スワンプーム国際空港を定刻に出発したVZ130便は、約1時間半でメーファールアン・チェンライ国際空港に到着です。
なお、タイ・ ベトジェットはバンコクを拠点にタイ各地へ運行しており、運賃は格安。日本へもバンコクから福岡へ、そしてチェンマイから大阪へ就航しています。
メーファールアン・チェンライ国際空港からル メリディアン チェンライまでは、車で20分ほど。お願いしていた送迎車でホテルに到着し、冷たいおしぼりとウエルカムドリンクでチェックイン。早速客室へ向かいました。
今回宿泊したのは、庭と池とプールとコック川が眺められる部屋でした。
ベランダはテーブルセットとソファーがあって、それでもゆったり。洗濯物もここで干すことができます。
部屋は広く、ベッド、大型テレビ、ソファ、冷蔵庫、クローゼット、デスクなど。
デスクの下には分別のゴミ箱。
バスルーム。バスタブはゆったりで窓が開くので開放的に。
当然Wi-Fiの使用は無料で高速、滞在中不便に感じることは全くありませんでした。
ル メリディアン チェンライ リゾートがあるのはコック川沿い。川の辺にはイタリア料理レストラン「Favola」があります。
この日はシェフたちと、ハーブ・野菜摘み体験。摘んだハーブや野菜は後でカクテルにしたり、ピザにトッピングしたり、美味しくいただきました。
ミニトマトを収穫。
ハーブやミニトマトを摘んだら、エアコンが効いた「Favola」店内へ向かい、摘みたてのミントでモヒート作り体験です。ノンアルコールにすることもできます。
続いてピザ作り体験。「具材を置くだけ」という生地が用意されていましたが、自分で実際に伸ばして作ることもできます。伸ばし方で大きく味や食感などが変わってしまうことが後でわかりました。
さらにタップリチーズをかけて、釜の中へ。
出来上がったピザでランチを。
アフタヌーンティーをゆっくり楽しみたいという方も多いと思いますが、イタリアンレストランの「Favola」でも用意されています。
アフタヌーンティーは、時期によって内容が変わるので、SNSなどでチェックしてみてください。
夕食も「Favola」へ。タイ人シェフが手掛ける本格イタリアンのコースで、この日のメインはWAGYUのステーキでした。もちろんここにも庭で採れたハーブが使われています。
コック川か眺められるプールの先にあるのが、ル メリディアン チェンライ リゾートのスパ。
この日にお願いしたのはタイ式マサージ。セラピストさんに足を洗ってもらってベッドに横たわり・・・その後は寝てしまってほぼ覚えていませんが、目が覚めたときには体スッキリ。これでたっぷりチェンライ観光ができそうです。
別の日に夕食で訪れたのはル メリディアン チェンライ リゾート内のもう一つのレストラン「Latest Recipe」。池とコック川が見える屋外席で、北タイ料理のコースをいただくことになりました。
茹で野菜やソーセージを、トマトの風味のナムプリックオンと青唐辛子を焼いて潰したナムプリックヌムにディップして食べる、北タイ料理の美味しさが詰まった前菜からスタート。
さらにゲーンハンレーやコック川でとれた魚のゲーンソムなどのメイン料理を味わっていると・・・
沢山の花びらが舞う中、北タイダンスのショーが披露されました。
食後はもち米とマンゴーのスイーツ「カオニャオマムアン」で締めくくりです。
「Latest Recipe」は朝食ビュッフェの会場にもなっています。朝6時半から会場がオープンするので、早朝からの観光も安心です。しかも日本人には嬉しい和食のメニューもありました。
まず最初に目に留まるのが「Latest Recipe」入口の北タイ料理コーナーです。ここでは北タイのスープや、ディナーでも食べたナムプリックヌムやナムプリックオンなどが並んでいるので、ぜひここで北タイ料理体験をしてください。網で焼いた野菜も美味しいです。
日によって北タイ名物カレーヌードル「カオソーイ」や「ナムギャオ」が並ぶコーナーもあります。朝から北タイ料理づくしも可能なんですね。
これは夕食でもいただいたナムピックオンが乗ったオムライス風。北タイ朝食のシグネチャーメニューが運ばれてきました。
そしてドリンクも充実。フルーツジュースやタイ紅茶などが並ぶのに加えて・・・
屋台では健康的なミックスジュースもオーダーできるので、好きな果物、野菜を伝えてください。
人参やらセロリやらジンジャーやらを入れて、いかにも体に良さそうな渋くて美味しいジュースの出来上がりです!
もちろん、好きな卵料理をオーダーで切るエッグステーションもあり、ハムやチーズの種類も豊富。
色々な料理も並び・・・
パンの種類も充実。
パンの横にはケーキも。
日本人には嬉しい、和食のコーナー。日本米と味噌汁、それに漬物や日替わりの惣菜があって、この日はとんかつでした。
美味しい朝食をたっぷりいただいたら、チェンマイ観光へ向かいます!
ル メリディアン チェンライ リゾートに宿泊した2泊3日の中で訪れた、チェンライの観光スポット。ホワイトテンプルや黒い家などチェンライに中心部のスポットから、お花畑が広がるメイファールアンガーデンといった山の上のスポットまでを巡りました。
チェンライ観光を快適に巡れる観光用の運転手つきレンタカーをご希望の場合は、ホテルのフロントに尋ねてみてください。
ドイトゥンの山にある、タイ国内外の花が敷地いっぱいに広がるイギリス式庭園のメーファー・ルアン・ガーデン 。ラマ9世の母であるメーファー・ルアンゆかりの地です。
1年で全ての花を入れ替えるので、毎年行っても新しい景色が見られ、あちこちが撮影スポットに。
また山に生える希少なコチョウランなども見ることが出き、池では白鳥が泳いでしました。
数十年前にミャンマーからタイに逃げてきたラフ族の人々が暮らす村。彼らはクリスチャンであり、村には教会もあります。
そんな彼らの昔ながらの遊びやダンスに参加。
また、民家を巡ってラフ族の生活の様子を垣間見ている間に、ランチの準備が完了。
村人たちの歌のショーを堪能しながら、美味しいラフ族料理をいただいました。
チェンライで最も多くの観光客を惹きつける場所の一つが、白い寺院(ホワイトテンプル)と呼ばれるワット・ローンクン(วัดร่องขุ่น)。歴史気的な寺院ではなく、チェンライ出身のアーティストであるチャルーンチャイ・コーシピパット氏が手がけている寺院です。
白い寺に対して黒い家。
バーンダムというミュージアムで、視覚芸術の人間国宝といわれているチェンライ出身の芸術家タワン・ダッチャニー氏の作品が展示されています。
丘の上にある高さ69メートルの真っ白な観音様です。
観音像の中に入れるようになっており、内部のエスカレーターで観音像の頭部に上がることができます。
観音像の目の部分から見える景色がこちら。
タイ人陶芸家のソムラック・パンティブンさん工房です。
ソムラックさんは、唐津の第十三代中里太郎右衛門さんの工房で作陶技術を学んだ方。奥様は日本人で、日本語でいろいろなお話が聞けるのが楽しいです。
敷地内では陶器の展示や販売も行われていて、カフェもあります。
ル メリディアン チェンライから車で20分ほどの場所にあるのが、大型ショッピングモールの「セントラルチェンライ」。
ここでなら大抵のチェンライ土産が揃うので、他で買えなかったときも安心。チェンライ名産のコーヒーやお茶も並んでいます。
軟膏や嗅ぎ薬(ヤードム)はタイ土産の定番。
先ほど紹介したドイディンデーン・ポッタリーの陶器も並んでいました。
フードコートもあるので、安くて美味しい食事をいただくこともできるんですね。
ル メリディアン チェンライ リゾートに戻って、夜はワインも楽しめるバー、昼間はスイーツも美味しいカフェになる「Latitude 19」へ。チェンライはお茶とコーヒーが名産なので、北タイならではの味わいがあるかもしれません。
チェックイン時間: 15:00
チェックアウト時間: 12:00
[住所]
221 / 2 Moo 20 Kwaewai Road, Tambon Robwieng, Amphur Muang, Chiangrai, 57000
[電話]
053603333
[メール]
rsvn.chiangrai@lemeridien.com
[ウェブ]
https://www.marriott.com/ja/hotels/travel/ceimd-le-meridien-chiang-rai-resort-thailand/
https://th.lemeridienchiangrai.com/
https://www.facebook.com/LeMeridienChiangRaiResort/
https://www.instagram.com/lemeridienchiangrai/
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