プーケットの食い逃げロシア人カップル「防犯カメラで撮影されていると思わなかった」

タイ南部プーケットの「Georgia Restaurant」で2024年3月30日、ロシア人カップルがタイ人スタッフを陥れるような方法で食い逃げを行い、批判が殺到しています。プーケットには多くのロシア人観光客が訪れていますが、不良観光客も少なくなく、度々ロシア人観光客の犯罪が報じられています。

問題のロシア人カップルは「Georgia Restaurant」で食事後、バインダーに挟まれた伝票を確認。通常はバインダーに現金を挟んでスタッフに渡しますが、ロシア人カップルはわざと現金を挟まずバインダーをスタッフに渡しました。その後スタッフがバインダーに現金が挟まれていないことを伝えると、ロシア人カップルは確かに現金を挟んだと主張し、タイ人スタッフが盗んだと罵倒。さらには店側に、防犯カメラの映像を確認するように求めました。

しかし店の防犯カメラは古いタイプのもので、映像を確認をするのに技術者が必要だったため、ロシア人カップルに連絡先を訊くのみで、ロシア人カップルには帰ってもらったのだとか。

その後に防犯カメラの映像を確認すると、ロシア人カップルがわざと現金をバインダーに挟まなかった決定的瞬間が映っており、その映像をロシア人カップルに送付し、支払いを求めました。ロシア人カップルは支払いに同意し、謝罪をしたとのこと。ロシア人カップルは「あの角度で防犯カメラに映っているとは思わなかった」と述べているのだとか。

窃盗の濡れ衣を着せられたタイ人スタッフはメディアのインタビューに対し「現金を盗んだと彼らに責められたとき、気分を害しました。彼らはタイ人を軽蔑していました。私たちは彼らが望むものは何でも提供し、彼らの要求に応えるために最善を尽くしますが、それはタイ人が彼らの奴隷であるという意味ではありません。その時は泣きそうになって震えていました。すべてのウェイトレスやウェイターに、このような外国人客について注意するよう警告したいと思います。」と怒りを表明しています。

店側はロシア人カップルの犯行を警察に通報しませんでしたが、ニュースを知った人々からは罪を犯したロシア人カップルに法的措置を求める声が上がっています。