タイ、シェンゲン圏とのビザなし協定をフランスが支援

タイのセター・タヴィシン首相は、シェンゲン圏諸国とのビザなし協定についてフランスの支援を受けると発表。タイは国際関係と観光部門を強化する計画を推進しています。タイ国営メディアNNTが2024年3月13日に伝えています。

パリのエリゼ宮殿で行われたセター首相とフランスのマクロン大統領との会談では、欧州連合 (EU) との自由貿易協定の加速についても議論されました。

この発表は、両首脳の共同記者会見の後に行われました。記者会見では、2024年以降の欧州議会選挙の議題として、ビザ免除の可能性が議論されました。この協定が承認されれば、タイとシェンゲン協定27カ国の間の観光とビジネスの機会が増加し、様々な分野でのより緊密な協力が促進されると期待されています。

両首脳は、観光に加え、軍事協力や18カ月以内に妥結が見込まれるタイとEUの自由貿易交渉についても協議。フランスのファッション産業にタイシルクが含まれていることも、協力の可能性のある分野として強調されました。

20社を超えるフランスの大手企業の幹部との会合は、自動車からクリーンエネルギー、ファッションまで、さまざまな業界に及びました。セター首相とF 1幹部との会談で、2027年までにタイでグランプリが開催される可能性も出てきたとのことです。