タイ：同性婚法案、年内施行目指し審議加速へ

タイプライド委員会（The Thailand Pride Committee）とLGBTQ+ネットワーク（the LGBTQ+ network）は、バレンタインデーを機に、同性婚法案の緊急審議に対する感謝と励ましの意を表明するため、同法案の審議委員会に書簡を提出しました。タイ国営メディアNNTが2024年2月15日に伝えています。

タイ政府は、婚姻平等法の改正プロセスがすでに70%完了しており、すべてのタイ国民に権利を取り戻すと共に、LGBTQ+コミュニティから奪われてきた権利を回復させることを目指していることを表明しました。

同性婚法案の委員会は、慎重に事を進めており、あと1ヶ月ほどで委員会段階での審議が完了する見込みだと述べました。

法案は、予定通りに上院の議題に間に合うように準備される見通しです。委員会は、同性婚が長年苦しんできたLGBTQ+ コミュニティから奪われてきた権利であることを認識しており、長年連れ添ったパートナー同士であっても、いまだに婚姻届を出す権利がないことを指摘しました。それゆえ、同性婚は喫緊の課題として対処されなければなりません。

タイプライド委員会は、タイ政府に対し、2024年末までに施行できるよう同性婚の審議を早めることを要望しました。

同性婚法案の4つの草案は、結婚と家族に関するタイの法律に大きな進歩をもたらし、より大きなジェンダー平等を促進することが期待されています。 
 

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