タイは少子化を国家課題の最優先事項に、今後60年間で人口が半減と予測

タイ政府は国の少子化に対処する計画を発表し、少子化を国家課題の最優先事項に押し上げました。タイ保健省のチョンナーン・シリケウ大臣は、国会議員が最近提起した懸念に応え、問題の複雑性を認め、その原因が社会的優先事項と社会経済的価値観の変化にあると述べました。タイ国営メディアNNTが、2024年1月16日に伝えています。

専門家らはタイの人口が今後60年間で約3,300万人に激減すると予測しており、政府はこの傾向が経済的、社会的に深刻な影響を与えることを認識しています。 人口動態予測は、タイが主に高齢者で構成され、生産年齢人口が大幅に減少し、若者の数が大幅に減少するという将来を示唆しています。

この人口統計上の課題に対処するにあたり、チョンナーン大臣は総合的なアプローチを強調。 タイ政府は出生率の向上だけでなく、人間開発と資本の質の向上にも注力する予定です。 出生促進と人的資本開発の強化を目的とした一連の措置が提案され、現在内閣によって検討されています。 承認されると、これらの政策は正式に国家課題に組み込まれることになります。

包括的な5か年計画の一環として、タイ政府は全省庁にわたる連携した取り組みを確保することに専念する委員会を設立する予定です。 新しい政府部門は、少子化に対抗するための対策や政策を効果的に実施し、同時に国内の人間開発を促進する任務を負います。