日中をショッピングモールで過ごす兄弟5人を保護

タイ社会開発・人間安全保障省によると2023年12月8日、バンコクのショッピングモールのフードコートで過ごしている5人の兄弟（1歳6ヶ月、2歳6ヶ月、8歳、11歳、13歳）を保護しました。

5人の兄弟は、ベッドシーツ、人形2体、ベビーカー、おむつの入った袋、食料箱、水筒のみを所持しており、1日40バーツ～60バーツを持ってフードコートで過ごしていました。しかし5人で40バーツ～60バーツでは足りず、末っ子はミルクの代わりに水を飲む状態。保護されたとき兄弟たちは栄養失調で裸足でした。

調査によると、5人の兄弟と両親はソイ・パホンヨーティン50にある借り部屋に住んでおり、母親（29歳）が仕事に出ている午前中から夕方までの間、騒音が近所迷惑になるため5人の兄弟を外に連れ出す必要があり、5人の兄弟は3ヶ月ほど前から日中はショッピングモールで過ごすようになったとのこと。

なお、母親は美容師として働き、1日の収入は320バーツほど。父親は求職中のために母親の稼ぎで7人家族が生活しており、5人の兄弟には1日40バーツ～60バーツしか渡すことが出来ませんでした。

保護された5人の兄弟は、しばらく両親と離れて保護施設で暮らすことになるようです。