バンコクでインド人秘密諜報員が囮捜査、ビザ取得詐欺のパキスタン人集団を逮捕

タイ入国管理局は2023年11月23日、シェンゲン・ビザを取得できると嘘を付き、偽のビザを作成したパキスタン人ビザブローカー集団を逮捕したことを明らかにしました。

シェンゲン・ビザとは、ヨーロッパのシェンゲン協定地域内を自由に移動ができるビザ。協定国の大使館と領事館で発給されます。協定国はオー ストリア、ベルギー、クロアチア、チェコ、デンマーク、エストニア、フィンランド、フランス、ドイツ、ギリシャ、ハンガリー、アイスランド、イタリア、ラトビア、リヒテンシュタイン、リトアニア、ルクセンブルク、マルタ、オランダ、ノルウェー、ポーランド、ポルトガル、スロバキア、スロベニア、スペイン、スウェーデン、 スイスです。

逮捕されたのは4人のパキスタン人の男たち（28歳 31歳 33歳 49歳）。

タイ入国管理局は、シェンゲン・ビザを取り扱うパキスタン人グループが存在することを知り、囮捜査を実施。インド人秘密諜報員が当該のグループにコンタクトを取り、シェンゲン・ビザの取得を依頼し、7,000ユーロを支払うことに同意。その後に、取得が出来たとして送られてきたシェンゲン・ビザの写真をイタリア大使館に送り確認をしてもらったところ、偽物であることが判明しました。

タイ入国管理局は、インド人秘密諜報員にパスポートを届けにきたパキスタン人の男を1人を逮捕し、さらに3人を逮捕しました。