|
|
在タイ中国大使館が2023年11月11日、タイのメディア Thai PBSが台湾の呉釗燮(ごしょうしょう)外交部長(外相)のインタビュー記事を掲載したことについて不満を表明。それに対して台湾外交部が公式Facebookページで反応しています。
中国大使館は、公式Facebookページで、以下のように表明しています。
『最近、あるタイのメディアが「台湾独立」主義者である呉釗燮(Wu Zhaoxie)のインタビューを掲載しました。このインタビューで、呉釗燮は「台湾独立」の誤謬を広め、中国の平和的な統一提案を激しく攻撃しました。彼のばかげた発言はまったく反論する価値がありません。このメディアは「台湾独立」主義者が誤謬を広めるためのプラットフォームを提供し、これによって中国の利益が損なわれ、中国人の感情が傷ついています。これについて、私たちは強く非難し、拒否します。
台湾が中国の領土の不可分割な一部であるというのは普遍的に認められている事実です。中国の領土の統一と分離主義に関連する問題で悪意を持って行われるあらゆる行動は、中国とタイの人々の友情に反するものです。報道の自由の名のもとに他国とその人々を傷つける行為は、報道の自由の乱用に過ぎません。
関連するメディアに対して、中国の領土と主権の完整性を尊重し、誤りを真剣に訂正し、再び中国人の感情を傷つける行動を防ぐよう希望します。』
この中国の不満表明に対し、台湾外交部が11月12日に公式Facebookページで反応。世界で最も報道の自由がない国と言われる中国が、タイのメディアに報道の自由についてレクチャーしたことに対し、「面白すぎるwww」と嘲笑しました。
『これが本当なら面白過ぎます!
中国は世界で最悪の報道の自由度ですが、タイの報道機関に報道の自由とは何かを講義しています。ミルクティーを飲みながら、PRC(中国)に足にキスして出て行ってほしいと伝えましょう!』
なお、ミルクティーというのは反中国の象徴。反中国の動きが起きた香港、台湾、タイにはそれぞれ独自もミルクティーがあることから、「ミルクティー同盟」が結成されています。
▼関連記事
バンコクで反中国デモ、ミルクティー同盟も
関連記事