キングモンクット工科大学、衛星KNACKSAT-2を軌道に乗せる計画を発表

キングモンクット工科大学（King Mongkut’s University of Technology North Bangkok：KMUTNB）は、2番目の衛星KNACKSAT-2を軌道に乗せる計画を発表しました。2023年10月14日にタイ国営メディアNNTが伝えています。

情報技術研究開発担当副学長ソムレック・チャンドラアンポーン教授は、KMUTNBは、技術と革新に焦点を当てた大学として、同大学内の知識を実業界で活用することを目指していると強調しました。これには、人材育成と民間部門との効果的な連携メカニズムの確立が含まれます。KNACKSAT-2衛星は完全に開発されており、タイから打ち上げられる準備が整っています。

90%以上が国内資源とタイの専門知識を使用して作成されたこの衛星は、重要な使命を果たします。衛星からタイの列車の位置と速度を監視し、宇宙からの高解像度写真のテスト、電子システムに影響を与える放射線遮蔽技術の調査を行います。

従来のロケットを使用した衛星打ち上げとは異なり、KNACKSAT-2は宇宙船に乗って国際宇宙ステーションに送られます。そこから、宇宙飛行士が地球軌道上に放出します。この打ち上げは2024年初旬に予定されています。