タイは銃社会、100人で15丁は世界で13位の銃所有率

タイは銃が容易に手に入る社会で、度々銃に関連するニュースが報じられます。先日は14歳の少年がバンコクのサイアムパラゴンでネットで手に入れた改造銃（モデルガンを改造して実弾を撃てるようにしたもの）を乱射し、死傷者が出ています。

■パラゴンで銃撃の14歳少年は精神疾患で治療中、頭の中で銃撃するようにとの声？

統計によると、タイでは民間で1,034万2,000丁の銃を保有しており、銃の所有率は世界で13番目、東南アジアではトップとなっています。これは、人口100人あたり15丁とかなり高い数字である一方で、合法的に登録されている銃は約620万丁。約600万丁が未登録銃です。 

また、2019年に米国ワシントン大学健康測定評価研究所は、タイの銃器による殺人件数が東南アジアで2番目に多いと報告しました。World Population Review ウェブサイトはまた、タイを銃器関連の死亡者数が15番目に多い国としており、2019年の死者数は2,804人でした。

タイでは無許可で銃を所持することが容易のようですが、許可なく銃器を所持した場合、最高2万バーツの罰金と最高10年の禁錮が科される可能性があります。