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MRTブルーラインとMRTパープルラインは動力の約12%を太陽エネルギーから
「CKPowerは豊富な専門ノウハウを持った東南アジア地域における再生可能エネルギーに基づく発電の先駆者です。われわれはシステム設計や設置、建設のためのエンジニアリング専門知識ほか、事業の拡張準備にもなり得る設置後の総合保守サービスを提供します」
「われわれはタイのクリーンエネルギーへの移行の支持と、2065年までに温室効果ガス排出量の実質ゼロ達成という国家目標実現の支援に尽力します。この協定により、われわれは30万トンもの炭素排出量削減を支援することができます」
【バンコク2023年9月1日PR Newswire=共同通信JBN】再生可能エネルギーに基づく電力の生産者としてASEAN(東南アジア諸国連合)トップクラスのCK Power Public Company Limited(SET:CKP)と、タイの首都バンコクで2本の地下鉄路線と高速道路を運営するBangkok Expressway and Metro PLC(SET:BEM)はこのほど、タイの大量輸送鉄道システムの動力源として太陽エネルギーによって生み出される電力を他に先駆けて初めて使用する協定に調印しました。
この協定は、MRT Chalerm Ratchamonkol Line(MRTブルーライン)とMRT Chalong Ratchadham Line(MRTパープルライン)の動力源として太陽エネルギーを利用するためのノウハウと資源を提供するための両者間の協力を定めるものです。両路線は合計で71キロ以上を運行し、バンコク周辺で54の駅を運営しています。
CK Power PLCのマネジングディレクター、Thanawat Trivisvavet氏は「これはタイの大量輸送システムで、動力源として太陽エネルギーがこのように大規模に利用される初めてのケースです。われわれはタイでの太陽エネルギーの新たな利用で先駆者となることを誇りに思います。Bangkok Expressway and Metroとのパートナーシップは再生可能エネルギー源の利用拡大に重要な貢献をするでしょう」と述べました。
同氏は「協力協定は最大25年にわたります。われわれはプロジェクトの期間中、4億5200万キロワット時、つまり452GWhもの大量の電力を供給します。これはブルーラインとパープルラインの合計想定消費量の約12%に相当します」と語りました。
Bangkok Expressway and Metro PLCのマネジングディレクター、Sombat Kitjalaksana博士は「われわれはタイのクリーンエネルギーへの移行の支持と、2065年までの温室効果ガス排出量の実質ゼロ実現という国家目標の達成支援にコミットしています。この協定により、われわれはプロジェクト期間中に30万トンという極めて大量の炭素排出量を削減することができます。このプロジェクトは、特にわれわれのCKPowerとの取り決めが同時に、われわれが電力消費コストを削減することの手助けにもなるために、実現しました」と述べました。
Sombat博士によると、この協定により、ブルーラインとパープルラインの車両基地や駐車場、オフィスビルの屋上を含め、計10万6000平方メートル超の面積を持つ6カ所が太陽エネルギーを確保するために使用される予定です。
2つの大量輸送鉄道システムは、バンコクの輸送インフラストラクチャーの重要な部分となっています。
MRTブルーラインは全長48キロ、38駅で、バンコクの周囲をほぼ環状に走り、バンコクの重要な住宅地、商業地、文化的に重要な地区を結んでいます。
MRTパープルラインは主にバンコク北部と西部を運行しており、全長23キロで16駅があります。
Sombat博士は「われわれはこの事業を重要なパートナーシップの出発点でしかないと考えており、われわれの輸送システムの増大する電力需要のために、従来のエネルギーを再生可能エネルギーに基づくエネルギー源に置き換えるこの画期的取り組みを構築し、拡大していく方策を積極的に模索しています」と述べました。
Thanawat氏は「CKPowerは広範な専門ノウハウを有する、東南アジア地域での再生可能エネルギーに基づく発電の先駆者です。われわれはシステム設計、設置、建設のほか、事業の拡張にも備え得る設置後の総合保守サービスのためのエンジニアリング専門知識も提供します。設計業務は2024年1月中には完了する見通しで、建設は2024年2月に始まる予定です」と述べました。
ブルーラインとパープルラインの両方に向けた商業運用による初の電力供給は、2024年8月になる計画で、その後さまざまな段階が運用と並行して2025年2月まで続く予定です。
同氏は、仮に他の大量輸送機関も同様の戦略を採用するなら、「この取り組みはタイの再生可能エネルギーへの移行を支援する一段と大きな潜在能力を持っています」と付け加え、ドイツ最大の再生可能電力の利用者である同国の鉄道システムの例を挙げました。
Thanawat氏は「こうした取り組みは、発電容量を2024年までに倍増し、2000メガワットから4800メガワットに増やし、ここでは当社のすべての新しい能力が太陽、風力、水力を含む再生可能エネルギーに基づくものになるという、2022年早期に設定されたCKPowerの3年目標に沿ったものです。CKPは設置済み発電容量の93%が再生可能エネルギーに基づいており、タイの大規模電力生産者の中で最も大きな発電容量比率を有しています」と指摘しました。
・2022年にCKPowerの再生可能エネルギーに基づく発電所はタイ向けに同国の合計国内電力消費量の約4.5%に当たる9767GWhのクリーンエネルギーを生産し、年間約500万トンの二酸化炭素に相当する温室効果ガスの削減につながりました。
・CKPowerは3627メガワットの設置済み生産容量を有し、このうち93%は再生可能エネルギーに基づいています。
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