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野村不動産株式会社は、タイ現地法人を通じてタイ大手不動産会社「ORIGIN PROPERTY PUBLIC CO.,LTD.」(以下、Origin社)の子会社である「ONE ORIGIN CO.,LTD.」(以下、One Origin社)」と、タイ・バンコクのプロンポンエリアにおいてサービスアパートメント・ホテル(以下、SA・ホテル)「Staybridge Suites Bangkok Sukhumvit」及び同敷地内に商業施設「Neighbor 24」をグランドオープンしました。
1.タイ・バンコクのサービスアパートメント・ホテル市場
コロナ後の外国人観光客及び駐在員の増加に伴い、客室平均単価や客室稼働率がコロナ前水準に回復しています。タイ政府が進めるEEC(東部経済回廊)政策(※)などを背景に今後も日系を含む外国企業の進出が見込まれることから、バンコクにおけるサービスアパートメント・ホテル市場は更なる成長が想定されます。
(※)EEC政策は、タイ政府が推進している東部経済回廊 (Eastern Economic Corridor)と呼ばれるタイ東部臨海地域3県での経済開発政策。同エリアにおける産業構造高度化に向け、製造業やハイテク産業などをはじめ、国外の様々な企業の誘致を目指しており、タイ政府は同エリアにてインフラ整備、進出企業への用地の提供や、税制優遇などを行っています。
2.エリア情報
「Staybridge Suites Bangkok Sukhumvit」は各国駐在者が多く住む、バンコク中心部の国際色豊かなプロンポンエリアに位置します。BTS「プロンポン」駅徒歩8分の立地で、「Staybridge Suites Bangkok Sukhumvit」周辺には1日15万人が利用するバンコクを代表する高級ショッピングモール等があり、生活利便性が高いエリアです。また多くの日本人駐在員が通勤する工業団地へのアクセスに便利な高速道路の乗り口が近くにある点も評価を受けています。
3.物件概要
24階建と29階建の2棟で構成され、両棟は2つのブリッジで接続されています。
タワー2の下層階には、商業施設「Neighbor24」があります。
①SA・ホテル「Staybridge Suites Bangkok Sukhumvit」 客室計411 室
IHG グループ「Staybridge Suites」ブランド。客室は 28 ㎡から70 ㎡までの幅広いタイプを取りそろえ、短期・長期滞在問わず利用できます。全客室にウォシュレットを配備するほか、共用部には大浴場、サウナ、ゴルフシミュレーター、大規模ラウンジ・コワーキングスペースを配備するなど、日本人の利用を意識した施設となっています。
②商業施設「Neighbor24」
「Staybridge Suites」設滞在者や周辺居住者の利便性を叶えるテナントで構成されています。タイにおいて13年ぶり5店舗目となるフジスーパー、東南アジアにおいて初進出となるKALDI COFFEE FARMの物販店舗、温泉・サウナ・岩盤浴を完備しサウナにおいてはタイ初の熱波師によるアウフグースを楽しめる温浴施設ICHIRIN WELLNESSなど、日本人駐在者が多いエリアであることを踏まえたテナント誘致をしました。
■店舗一覧
■物件概要
所在地 | タイ バンコク クローントゥーイ区 |
敷地面積 | 5,741 ㎡ |
延床面積 | 47,858 ㎡ |
専有面積 | 22,123 ㎡ |
規模 | タワー1:地上24 階 タワー2:地上29 階 地下1 階 |
部屋数 | 411 室 |
部屋タイプ | Studio、1Bedroom、2Bedroom |
開業 | タワー1:2023 年1 月、 タワー2:2023 年7 月 |
事業主 | 野村不動産49%、One Origin 社51% |
5.2023年8月29日 グランドオープンセレモニー時の様子
6.野村不動産海外事業について
野村不動産グループは中長期経営計画の中で海外事業を成長分野の一つと位置付け、2031 年 3 月期までに海外事業への約 5,500 億円の投資と、同期間までに海外事業による利益比率を全体の15%以上を目指す方針を掲げています。海外事業参入以来、これまで国内事業における住宅・オフィス開発を通じて培った品質力及びプロジェクト工程管理などさまざまな知見を活かし、現地パートナー企業ひいては各国の消費者に対し付加価値を提供できる事業体制を最大の強みとして、参画プロジェクト数を増やして着ました。今後も、タイ・ベトナム・フィリピン・中国など既存進出国での事業拡大及び新規事業参画、ひいては海外事業の持続的な成長を目指すとのことです。
■Origin社グループとの共同事業
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