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お土産を求めて「BIg Cへ!」という日本人旅行者も少なくないようですが、そんなBig Cが石灰石を主原料とする「LIMEX Pellet」を使用した買い物カゴを採用しました。
タイのコングロマリットである Berli Jucker Public Company Limited(BJC)が運営するスーパーマーケットグループ「BIG C」に石灰石を主原料とする 「LIMEX Pellet(ライメックスペレット)」を使用した買い物カゴが採用しました。8月末より、タイ全土に広がる「Big C Hyper Supermarket」、「Mini Big C」、「Big C Food Service」の合計 1.640店舗以上で順次使用が開始されます。
株式会社TBMによると、炭酸カルシウムなどの無機物を50%以上含むLIMEXを使用した新しい買い物カゴは、従来のポリプロピレン(PP)製の買い物カゴと同等の機能性と耐久性を維持しながらも、プラスチック使用量を削減することに成功しました。この切り替えは、プラスチック使用量を削減し、廃棄物を最小限に抑え、環境に配慮した事業活動を推進する、BJCのサステナブルイニシアチブの一環として実施されました。BIG Cは小売業界のリーディングカンパニーとして、地球環境に考慮した素材への切り替えなどを率先して実行することにより、業界内で同様の動きが活性化することを目指しています。
*この製品は製品全体で炭酸カルシウムなどの無機物を50%以上含むLIMEX製品には該当しません。
■ LIMEX Pellet(射出成形グレード)の特徴
1. 石油由来プラスチックと温室効果ガス排出量の削減
LIMEX Pelletを使用した製品は、ポリプロピレン(PP)やポリエチレン(PE)、ABSなどと比較し、石油由来プラスチックの使用量や温室効果ガス排出量の削減を見込めます。
2. 既存の成形機で成形可能
既存の成型機や金型を活用することができるため、初期投資費用を抑え、スピーディーに環境配慮製品を成形することが可能です。
3. 高級感のあるマットな質感
LIMEX Pelletは主原料が石灰石であるため、LIMEX製射出成型品はマットで高級感のある質感が特長です。
■ LIMEX(ライメックス)とは
LIMEXは、炭酸カルシウムなどの無機物を50%以上(重量比)含む、無機フィラー分散系の複合素材です※。主原料が石灰石であるため、プラスチックや紙の代替製品を製造する際に使用する石油や水や森林資源など、資源の保全に貢献することができます。その環境性能については、製品の原材料調達から生産、流通、使用、廃棄に至るまでの製品のライフサイクルにおける環境影響を科学的に分析するライフサイクルアセスメント(LCA)という手法を用いて算定し、素材開発に活用しています。すでに10,000以上(事業所数含む)の企業や自治体等にて採用されており、世界40カ国以上で特許を取得、COPやG20などの国際会議で紹介される他、日本の優れた技術として、UNIDO(国際連合工業開発機関)のサステナブル技術普及プラットフォーム「STePP」 に登録されています。
※一般社団法人日本規格協会が発行するJSA規格では「無機成分を主成分とする無機・有機複合マテリアル(JSA-S1008)」と定義されています。
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