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J1のアビスパ福岡はタイ・リーグ1(タイ1部)に所属するPort FCと、両クラブの発展と人材育成、タイ-日本間での新たなビジネス創出を主目的としてパートナーシップを締結しました。
アビスパ福岡は、アジアの玄関口である「FUKUOKA」をホームタウンとするクラブとして、シティプロモーションへの貢献や新たな事業の発展を目指し、アジア戦略としてのクラブ間提携の可能性を探ってきました。また、アビスパ福岡がJ1定着の先に描く長期的なロードマップにおいて、ACLでの躍進やグローバルスポンサーの獲得は非常に重要なポイントになります。将来的なビジョン実現に向けて、Port FCとのパートナーシップは重要なアジア戦略の第一歩と位置付けています。
Port FCは、福岡県が友好提携を結ぶタイ王国首都バンコク都の中心地に本拠地を置くクラブです。熱狂的なサポーターが多く、スタジアムもバンコク都心部から最もアクセスの良い場所に構えており、今後のクラブ間で計画している様々な協業の取り組みや立地の観点からも、非常に恵まれた環境に位置しています。また、クラブのオーナーを務める保険会社ムアンタイ・インシュアランスの社長兼CEOであるマダム・パン氏は、タイ国内でも圧倒的な知名度と影響力を持っており、Port FCの活動拠点やオーナーのネットワークとも連携を強固にすることで、アビスパ福岡の更なるタイ国内、及びアジアでの事業開発を目指します。
(左)アビスパ福岡 取締役副社長 立石敬之
(右)Port FC会長 マダム・パン”ヌアルファン・ラムサム氏
パートナーシップに関する主な内容・目的は下記の通りとなります。
▼パートナーシップの主な内容・目的
(1).人材育成-人材育成の為の人的交流(アカデミー・選手・指導者・ビジネススタッフの育成)
(2).国際交流-国際間の相互理解を高めての人的ネットワーク拡大
(3).情報収集-双方の国内外におけるスカウト活動のサポート、スポンサー候補の紹介及びビジネス関連における情報交換
(4).選手育成に関するノウハウ、環境の提供(選手・指導者の受入、練習試合への出場、研修への参加)
(5).スタジアムテクノロジー、試合運営、マーチャンダイジング、スポンサーアクティベーション、社会貢献活動、ファンサービス等々のノウハウの相互共有
※アクションプランは両クラブ間で今後協議していきます。
■Port FC 会長 “マダム・パン”ヌアルファン・ラムサム氏コメント
「役員、選手、そしてポートFCファンを代表して、本日、日本のトップディビジョンに所属するJリーグクラブのアビスパ福岡と初のパートナーシップを締結できたことを嬉しく光栄に思います。
過去10年間、日本は国内リーグと代表チームの面で最もサッカーが発展した国だと考えています。従って、私たちはこのパートナーシップが、事業活動などフィールド外だけに留まらず、チーム間の交流や選手を日本でトレーニングに派遣する機会などのフィールド内でも、あらゆる面で私たちにプラスになると信じています。
また福岡はタイ人の間でよく知られた都市なので、サッカーだけでなく、観光などの他の領域でも新たな価値をもたらすと信じています。今後日本のファンも拡大していきたいので、このパートナーシップが私たちにとって素晴らしい提携になることを願っています。」
■アビスパ福岡株式会社 立石敬之 副社長執行役員 コメント
「今回のPort FCとのパートナーシップ締結を大変嬉しく思っています。このパートナーシップ締結を進める過程において、Port FCの皆様からは多くのパッションとシナジーを感じました。アビスパ福岡が、これから日本を代表するクラブに成長しアジアにおいても広く愛されるクラブへと成長するためにも多くの刺激を受ける事でしょう。また、ベルギー1部シント=トロイデンVVを加えた3クラブ間での取り組みも積極的に行っていきたいと考えております。
トップチームやアカデミーなど強化面の連携だけでなく、グローバルスポンサーや事業開発の事業面でも新たな価値を創出していきます。今回のパートナーシップをきっかけに、福岡のシティプロモーションにも貢献できるよう様々な取り組みを推進していきます。」
▼Port FCクラブ概要
・クラブカラー:オレンジ 青
・創設年:1967年
・所属リーグ:タイ・リーグ1・
ホームタウン:バンコク
・ホームスタジアム:PATスタジア
・収容人数:12,000人
1967年にタイ港湾公社により創立されたプロサッカークラブ。タイ王国の首都であるバンコクのクロントゥーイ区に本拠地を置き、タイ・リーグを代表する熱狂的なサポーターに支えられている。タイ・リーグでの優勝経験は無いが、タイFAカップで2度、コー・ロイヤルカップでは8度のタイトル獲得を達成し、直近のタイ・リーグ22/23シーズンでは3位となり、 AFCチャンピオンズリーグ23/24・プレーオフの出場権を獲得している。クラブのオーナーである「マダム・ペーン」は、保険会社のオーナーという顔を持ちながら2015年にPort FCの経営権を獲得。その他にも、サッカー女子タイ代表のマネージャーを務めた後、サッカー男子タイ代表のマネージャーに就任し、サッカーW杯への初出場を目指しながらタイサッカーの発展に尽力している。
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