|
|
在チェンマイ日本国総領事館によると、日本政府がチェンライ県チェンコーン郡シードンチャイ町(ตำบลศรีดอนชัย อำเภอเชียงของ จังหวัดเชียงราย)に8,000ℓ水槽付消防車整備を支援しました。2023年4月28日には、「チェンライ県チェンコーン郡シードンチャイ町災害対策能力強化計画」の引渡式が執り行われました。
以下に、在チェンマイ日本国総領事館からの情報を転載します。
令和5年4月28日、「チェンライ県チェンコーン郡シードンチャイ町災害対策能力強化計画」の引渡式が執り行われ、在チェンマイ日本国総領事館の樋口惠一総領事、ギティポン・ウォンチャイ・シードンチャイ町長をはじめ、ダナイワット・シームアン・チェンコーン郡副郡長ら関係者が出席しました。
シードンチャイ町は、チェンライ県中心地から約90キロ離れた山間地域に位置しており、例年乾季には火災が多発しています。特に、森林火災から発生する煙害は深刻な社会問題となっています。また、管轄エリア内の僅かな平地には家が密集し、住宅の多くは山岳民族伝統の簡素な木造家屋で、火災に対して脆弱です。加えて、多くの村落で山水を生活用水に使っており、降雨量の影響を直接受けやすく、特に乾季には、深刻な水不足による干ばつ被害が発生し、住民にとって必要不可欠な生活用水が確保できなくなる事態が発生しています。
これに対し日本政府は、シードンチャイ町による8,000ℓ水槽付消防車1台の追加整備のため、総額3,010,000バーツ(約10,354,400万円)の支援を行い、このたびシードンチャイ町には合計2台の水槽付消防車が整備されるに至りました。これにより、管轄エリア内の火災・干ばつ発生時における消火・給水体制が向上し、同町の災害対策能力が強化されることが期待されます。
日本政府は、今後とも草の根・人間の安全保障無償資金協力を通して、地域における経済社会開発の取り組みを支援していきます。
関連記事