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タイの野生動物保護団体Wildlife Friends Foundation Thailland(WFFT)は2023年4月13日、プラチュワップキーリーカン県のゴム農園で保護したオレンジ色のラングールの赤ちゃんの写真を公開しました。
ゴム農園で一匹でいるラングールの赤ちゃんを発見した農夫は、保護を求めてWFFTに連絡。WFFTの獣医チームがすぐに行動し、ラングールの赤ちゃんを保護してWFFTセンターに連れて帰りました。
現在、看護師のGitさんが夜中に2時間ごとに餌を与えるなど世話をしています。
なお、保護されたラングールの赤ちゃんはその美しい毛皮から、トロピカルオレンジの果物にちなんでPlangoと名付けられました。Plangoとはマヨンチットのことです。
ラングールは明るいオレンジ色の毛皮で生まれますが、年齢とともに徐々に暗くなります。その理由には様々な説があります。1つは、母親が森で自分の赤ちゃんを簡単に見つけられえるようにという説。もう1つは、カムフラージュの形態であるという説。もう1つは、群れ内での識別を助け、アロペアレンティングを促進させるためという説です。
残念ながら、ラングールの赤ちゃんはタイの違法な野生動物取引のターゲットになっています。その愛らしい見た目からペットにされるそうですが、ラングールは知的で社交的な動物であり、多様な食事、自然な生息地、社交的な相互作用が必要で、ラングールをペットとして飼うことは、彼らの幸福に深刻な影響を与える可能性があるとのこと。
なお、Plangoは野生に戻すことができないため、永遠にWFFTの保護の下で生活することになります。
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