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中国の大手EV(電気自動車)メーカーであるBYDは、2023年3月10日(金)にタイで初の自動車工場の起工式を行い、中国の自動車メーカーが東南アジアで足場を拡大する最新の動きとなったことを示しました。3月14日のタイ国営メディアNNTが伝えています。
BYDの新工場は、タイ東部ラヨーン県の東部経済回廊(EEC)特別区に位置し、タイや近隣のASEAN諸国、その他の地域におけるEVの生産・流通の拠点となることが期待されます。
世界のEV市場の主要プレーヤーとして、BYDの新エネルギー車の累積販売台数は2022年に186万台を超え、前年比208.6%の伸びを示したといいます。
BYDは、SAIC MotorのMGと長城汽車に続き、長年日本ブランドが独占してきたタイ市場に製造拠点を設立する最新の中国自動車ブランドとなります。
2022年、BYDは最も人気のあるモデル「ATTO3」をタイに持ち込みました。BYDアジア太平洋自動車販売部門のゼネラル・マネージャーであるリウ・シュエリャン氏は、「ATTO3」を購入するために一晩中行列ができるなど、販売現場は「活況を呈している」と評しています。販売目標である1万台は、わずか42日間で達成されました。
起工式当日、BYDは9,999台目と10,000台目の「ATTO3」の納車式も行いました。
新工場は2024年に生産を開始する予定で、新エネルギー車の年間生産能力は15万台となる予定です。
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