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日本人の1年あたりの米消費量は一人118.3kgだった1962年をピークに減少しており、2022年には50.7kgになりました。一方タイでも、若者を中心に米消費量が減少しているようです。
タイの若者の米消費量の減少は、国内の農業部門の長期的な荒廃につながる恐れがあり、タイ国内商取引局(Department of Internal Trade:DIT)は現在、長期的な国内米需要を維持するため、若い世代にもっと米を食べるよう奨励しています。2023年2月26日のタイ国営メディアNNTが伝えています。
タイ国内商取引局副局長は、誤った情報とライフスタイルの変化が米の消費量減少につながる主な要因であると述べています。若年層における米消費量は2018年の1人当たり年間100kgから72kgに減少しています。バンコクでの消費量も激減し、今では1人当たり年間50kgまで落ち込んでいます。
副局長は、この減少傾向は、毎年国内で1000万トン、輸出で700万トンが販売されているタイの米市場に長期的な影響を及ぼす可能性があると述べています。
この問題に対処するため、タイ国内商取引局はThai Rice Packers Associationと協力し、米の利点の普及に努めています。バランスのとれた健康的な食事の一部として米を食べれば、体重が増えるということはないのだとか。
このキャンペーンの一環として、バンコク都市圏の学校でいくつかのロードショー活動が行われ、抗酸化物質が豊富で人気のあるライスベリー ライスなど、タイの穀物の新品種を宣伝するために炊飯の実演が行われます。
■Rice Consumption Declining Among Younger Generations|NNT
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