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母親の銀行口座から2億5千万バーツ以上を盗んだ娘に禁錮20年、手助けの銀行員は禁錮2年

2022年12月30日 配信

母親の銀行口座から2億5千万バーツ以上を盗んだ娘に禁錮20年、手助けの銀行員は禁錮2年

バンコクのプラカノン刑事裁判所は2022年12月29日、寝たきりの82歳の母親から2億5000万バーツ以上を盗むために書類を偽造した56歳の女に、禁錮20年の判決を下しました。各報道が伝えています。



女は、母親の銀行口座から現金を引き出すために、共謀して書類を偽造した罪で有罪になりました。

2019年に起こされたこの訴訟では、女とカシコン銀行の行員4人が共謀して犯行に及んだとされています。

訴訟によると、母親が寝たきりの間、女は銀行職員の助けを借りて、2つのカシコン銀行支店で母親の口座からお金を引き出す条件を変更したとのこと。女と共犯者の行員は、現金を引き出すために署名を必要とする代わりに、拇印だけで済むように手続きを変更しました。これにより、女は母親の銀行口座から、数十件の小口取引で2億5000万バーツ以上を引き出したとのこと。

もちろん母親は、自分の銀行口座から現金を引き出すのに署名が不要になったことを知りませんでした。

裁判所は、女を書類偽造と84件の窃盗の罪で有罪としました。さらに裁判所は、原告である母親に1億2300万バーツを返済するよう命じました。

共同被告であった4人の行員のうち1人には2年の禁固刑が言い渡され、他の3人は無罪となりました。

なお別の民事裁判では、母親はカシコン銀行、4人の行員、娘を訴え、3億5000万バーツの損害賠償を要求しています。

 

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