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タイ在住のサムライを自称する変人ポー。タイ山岳少数民族アカ族・村長の娘と結婚、一男一女をもうける。2022年3月に二冊同時出版をした『変人ポーの人間力』では独自の哲学を展開し、『変人ポーの平和論』では千年計画での世界平和を本気で考える。この連載では「人生たったの一度きりだから…」と豪語する彼の哲学を深堀りしてみる。(インタビュアー:梅田 隼人)
自分の近しい友人夫婦が離婚をした。しかも、泥沼化しつつある。僕は夫婦ともども仲良くしていたので若干ショックではある。原因はよく聞く性格の不一致というものだが、まだ未婚の自分にはその意味がわからないというのが正直なところだ。
梅:そもそも、性格を含めた相性が良いから人は結婚するもんじゃないんですか?
変:結婚も人それぞれなので一概には言えませんが、まあ、そういう事ですよね。ただ、これだけ離婚する人が多いということは、それだけ結婚がきれいごとだけではないという事、ひいては人間がエゴの塊であるという事なんでしょう。
梅:離婚を回避する方法はないものでしょうか? 子どものことを考えるとなんだか不憫でならないんです。
変:結婚でもなんでもそうなんですが、あらゆる人間関係をうまいことやっていく方法が一つあります。それは、許すことです。他にも認めるだとか、受け入れるだとかいくつか言い方はあるのでしょうが、結局は、相手をリスペクトして許してあげることです。
梅:許すですか。そんなに特別なことではないですね?
変:これも人それぞれなんですが、許すことができれば喧嘩も、議論すら起こりません。
梅:そうなりますよね……そう言われると確かに、いざという時ほどゆずれない場面もあるかもしれませんね。
変:そりゃそうですよ。仕事仲間や友達、彼女彼氏といった関係であれば、その人のやり方、生き方ということで流すこともできますが、結婚となるとまた違ってきます。子どもがいたらなおさらのこと、さらにはお金もリアルに関わってきますからね。それから寝ても覚めても生活をずっと共にするということは、良くも悪くも空気のような存在になっていきます。長く共にいれば意見がぶつかることは自然で、逆にぶつからないことの方が稀と言えるでしょう。そうした時に相手を許すことができれば、それこそが愛なんです。
梅:そういえば以前、相手の浮気で離婚した場合でも、それは自分のせいだと言われてましたね? 結局、自分が相手を満足させられていなかったからだと。
変:そう、半分は思考です。誰が好きこのんで、かつて愛した人と泥沼離婚を展開したいんでしょう? みんな、許すことができていないだけなんです。
梅:そんなに許すことができないのであれば、どうやって許せばいいんですか?
変:だから、相手をリスペクトすることですよ。相手の長所を感じて感謝の心を忘れなければリスペクトにも事欠きません。それに、何も離婚が悪というわけでもありません。泥沼離婚をする代わりにさっさと許して、そこで生まれた時間を有効活用して一度きりの人生を楽しみましょう。たぶんですけど、許さない人生より許す人生の方がストレスもなく楽ですし、おもしろいです。
<内容紹介>
『変人ポーの人間力』
もっと早く読んでいれば……!母国日本の未来を圧倒的スケールと独自哲学で綴る啓蒙書。テクノロジーの現代に必見の英知を凝縮した一冊。葉装家 稲荷重藏氏推薦!
『変人ポーの平和論』
世界80億人が必見!”それ”を維れ新めるにはこの本にあるような教育が必要だ。教育は、全てである。 郷士坂本家十代目 坂本匡弘氏推薦!
全国の書店、Amazon、Kindleにて好評発売中!
『変人ポーの人間力』『変人ポーの平和論』二冊同時出版をしたその理由とは!?
別書『人間力』はこれからの時代における自己啓発がテーマとなる。具体的にはテクノロジーとグローバル社会においての“超実践的”自己啓発本で、本書『平和論』 はその“超具体的”方法論の一つをまとめた内容となっており、両書は“対”になっていることが特徴だ。そしてこれは“知識”と“知恵”の対のことであるとも言えよう。つまり、知識の『人間力』、知恵の『平和論』ということにもなり、どちらか一方が欠けてもその魅力は半減してしまう。
ここで知識と知恵の違いについては、変人ポーの言葉をそのまま引用する。
「知識はあくまで知識だ。知識は行動を伴うことにより知恵となる。そして、この知恵は答そのものだ」
よって書籍『人間力』だけでは単なる自己啓発本に過ぎず、これでは従来の自己啓発本とともに単なる知識で終わってしまうこととなる。書籍『人間力』は、知恵の『平和論』という背景があってより現実的な哲学として完成する。
また書籍『平和論』だけでは机上の空論、あるいは“事実と意見の違い”もわからぬままに誤解され兼ねない。書籍『平和論』は、知識の『人間力』という裏付けがあってはじめて現実的な方法論となる。
本書を読み終える時にはこの意義が本当の意味で理解していただけることを祈念しつつ、ここに紡いでいく。
<『変人ポーの平和論』はじめにより抜粋>
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