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タイ全国一周、と言っても一気に回るのではなく、1ヶ月に1県を余すところなく回るという企画で、相棒は5歳の長男と愛車CB1100であります。
今月のタイ全国一周・第21県目は、サメット島があるラヨーン県!に行って参りました。ラヨーンまではバンコクから南東に180km、片道3時間で走って参りました。
さて、私はタイで一番好きな遊びはアイランドホッピングであったりするんですが、ラヨーン県でまさかこれができようとは思っていませんでした。サメット島だけかと思いきや、タル島をはじめ5つの島を巡ってきました。
プーケット方面の南の島に比べるとやはり海のきれいさは違いますが、充分楽しめました! なんと言っても、ツアーガイドが最高。日本にはない、タイ式のおもてなしを感じましたね。
それでは今回のバイク旅、ラヨーン県内をダイジェストで流していきます。
ラヨーンを色々調べてみると県南部にスポットが集中していることに気付きます。メインはどうしてもサメット島になるためか、前半はラヨーン陸側、後半はサメット島とプランを立てて回ってきました。なお、サメット島にバイクは持っていけないので港に預けました。
すぐ隣にはあのパタヤがあるからなのか、近年ラヨーンまでの高速道路/一般道路も新たに開通されたこともあってか、外国人観光客も多く見られ賑やかな旅でしたね。最近相棒はタイ語、日本語に加え英語も喋るようになってきたため常に誰かと話しているので、そうした旅人との触れ合いもより楽しくなってきました。
先ほども触れました通り、ラヨーンに来るまでの道は新しくて広くて申し分ないですね。県内は主に南部しか走っていませんが、それでも終始快適に走れました。道路の凹凸も特になかったです。
ところでこのバイク男二人旅なんですが、三つある目的のうち一つに「息子を色んなところに連れていってあげたい」というのがあります。それは、彼のセンスを磨くため。センスというものはその経験があればあるほど磨かれるようで、その経験という“引き出し”が多ければその分比べることができるから、というのがその根拠のようです。例えば「舌が肥える」や「ファッションセンス」を考えるとわかりやすいですね。
この旅をはじめて、一番うれしかった出来事が今回、ありました。上の果樹園はラヨーン県でも内陸側、つまり市街地より北に行った自然エリアにあるのですが、走行中、私はその景色を見て北海道の美瑛丘陵を思い出し、美瑛とまでは及ばずとも「きれいだな」と思い走っていました。
写真を撮る為には、一旦バイクを止めねばなりません。相棒と繋がっているタンデムベルトも外さねばなりません。バイクを止めてまでその景色を写真におさめようかを考えていたところ、ふいに相棒が「きれいだねー」とひと言。この景色を見て「きれい」だと感じてくれたことがすごく嬉しかったですね。
そしてついに上陸、サメット島。スピードボートで15分くらいで来れます。縦に長いサメット島は2時間もあればゆうに1周できてしまうくらいの、ちょうどいい大きさの島です。ちなみに、島内には消防車はありますが、警察はいません。
レンタルバイクは1日(24時間)400バーツ。ちょっと高めかと思いきや、ガソリンフリーなので満タン返しする必要ないため楽です。いやいや、今のガソリン価格のことを考えればむしろ安い。
サメット島は他の島に漏れず、スピード出し過ぎないようにとハンプ(凸状のこぶのようなもの)が一定間隔に設置されてますが、それ以外は快適に走れました。昼でも夜でも気持ちいい海風は、南国タイの島ならではの醍醐味であります。
以上、予想以上に見どころ満載なラヨーン県でした。今回は二泊三日で行ってきましたが、時間は足りないくらいでしたね。良さげなホテル、レストランも出来てきており、まだまだこれからおおいに発展することでしょう。今回一番感動したのはサメット島のFIRE SHOW、二番はアイランドホッピング・ツアーガイドのタイ式おもてなし。
※オレンジ=バンコク
※青色=今回訪れた県
※緑色=今までに訪れた県
※白色=まだ訪れてない県
※赤色=日本国外務省より渡航中止勧告
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◆今回訪れた県: ラヨーン
◆残りの県数: 52県(深南部3県は除く)
◆今回の走行距離: 582km
◆今までの累計距離: 24,130km
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