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ソニーミュージックに所属する日タイ融合HIPHOPグループBaby Mic Candy<以下 BMC>が2022年8月31日、デジタルシングル「RUN」でデビューしました。
BMCは、以前に福岡でアイドルグループ 10神ACTOR(てんじんあくたー)として活動していた日本人のGOLIとYUKI、そしてタイ人のMOTOで結成されたグループ。そんな彼らが世界を目指してタイ・バンコクに拠点を移し、そこで出会ったのが4人目のメンバーとなった人気タイ人俳優のFIATでした。FIATは、GMMTVの有名ドラマに出演するなど、日本のファンにも知られた存在です。
本サイト・タイランドハイパーリンクスは、FIATがBMCに加入することを聞きつけ、彼らが集うバンコク某所にあるBMCハウスを訪問。タイでのデビューまでの出来事やタイでの生活のこと、そして4人になって活動する今後のプランなど、たっぷりとお話を聞きました。
――みなさん今はタイで生活をされているんですね。
YUKI:プロジェクト自体は3年前から走っているんです。
3年前の「Big Mountain Music Festival」を見に行って、フェスのオーガナイザーでGMMグラミーのTEDさんという方がいるんですけど、会いに行ったんです。
そこで僕たちのパフォーマンスを見てもらって、「Big Mountainに出してください」と直々に言いに行きました。けど「まだ足りない。パフォーマンス力も足りない」と言われたんです。
――中々厳しい言葉ですね。
YUKI:その時ラーメンを持っていったんです。
――ラーメンですか?
YUKI:TEDさんがラーメンが好きって知ってたんで(笑)。
GOLI:もともと僕たちは福岡、博多で活動していたから「ラーメンだ!」って思ったんです(笑)。
YUKI:ラーメンを持って行ったんですけど、TEDさんに「パフォーマンスも、ラーメンの味もまだまだだ」って言われたんです(笑)。
MOTO:「マズイ」って言われました(笑)。
――全ては「Big Mountain」から始まったんですね。
YUKI:その頃は僕たちは福岡で活動をしていて、そこから「タイに行こう!」となって、去年(2021年)にタイに来たんですけど、新型コロナのパンデミックで・・・。
GOLI:そーなんですよ!
YUKI:隔離が明けて、「よし活動できる!」と思ったらロックダウンになって・・・。
――タイに着いてすぐにロックダウン。それはきついですね・・・。
OKI:その時はMOTOの実家がスパンブリということろにあるんですけど、2ヶ月ほどお世話になって・・・。
――MOTOさんの家にホームステイしていたんですね!
全員:はい!
――MOTOさんご家族、やさしいですね!
MOTO:いやー、しゃーないでしょ(笑)。
GOLI&YUKI:ははは。
GOLI:めっちゃ、優しいんですよ!
YUKI:めちゃめちゃ優しくて、その2ヶ月でタイ語を勉強したり、楽曲制作もガッツリやっていました。でも、その後で日本に帰らなければならなくなったんです。MOTOはタイに残ったので、それから1年はタイと日本と離れて別々に曲作りとかをして、今年(2022年)5月にやっとタイに来れたんです。
GOLI:3ヶ月、4ヶ月くらい経ちますね。
――2年は長かったですよね。
GOLI:いや、パンデミックとぶつかって、もろに影響を受けたという感じです。
――他媒体さんになりますけどインタビューで、「この2年間があったから・・・」というお話をしていましたね。
GOLI:ホント、そうなんです。
YUKI:災い転じて福となす!
GOLI:それがHIPHOPの「マイナスをプラスに」「ピンチをチャンス」になんです!パンデミックをプラスに変えていくしかないというエネルギーになりました。
MOTO:パンデミックの中で、勉強をしたり、スピード感のある時間を過ごすことができましたね。
――MOTOさんの実家があるスパンプリはどんなところだったんですか。
MOTO:何もない、田舎ですよ(笑)。
YUKI:その時が、初めてのタイの長期滞在だったんです。周りにコロナが多かったんで、MOTOのお父さんお母さんが心配してくれて、一歩も外に出ないような生活を2ヶ月間してたんですよ。
MOTO:ずっと家にいました。YUKI:もしコロナにかかったら、MOTOの家族に迷惑がかかるじゃないですか。なので外には出ずに、そこでやれることをやるという生活でした。
――さぞ集中出来たでしょうね。
GOLI:今考えれば良かったですけど、その時はきつかったですね(苦笑)。
YUKI:早くやりたい、という気持ちが強くってきつかったですけど、今考えれば、あの時やって来たことが、今活きて来てると感じる場面があるので、良かったです。
MOTO:経験、経験。
GOLI:いい経験が出来たね。
――タイ語はいかがですか?
GOLI:めっちゃ、ムズい!前に2ヶ月来てたときも勉強はしてたんですけど、何も知らないタイの方々と話すのは今回が初めてなんです。そこで実際に話して、発音して、タイの方から正しい発音を受けて・・・。これがタイ語を習得するには、一番大事だなと思いますね。
MOTO:2人はタイ語上手くなっていますよ。
GOLI:ยังไม่เก่งครับ! (ヤンマイケンカップ まだ上手ではありません)
MOTO:タイ語で会話すると、毎回タイ語で返すんですよ。 でもスピードアップしないとね。
GOLI:そうなんですよ。まだまだこれからです。やっぱり、タイ語で詳細を伝えないといけないし。音楽で伝えたいものがあるから、その前のMCとかでタイ語でしっかりと伝えないといけないので。まだまだこれからです。頑張ります!
――タイ語学校には通ってるんですか?
GOLI:学校行ってます。
YUKI:行き始めて、2ヶ月くらい経ちます。
――ご飯とかはどうしているんですか? MOTOさんのスパンブリの実家では何を食べていたんですか?
YUKI:スパンブリではMOTOのお母さんが作ってくれた手料理だったり、デリバリーしてくれたり。タイでこんなにデリバリーが普及してるとは思わなかったですよ。
――タイの料理デリバリーは、配送料も安くて便利ですね。
YUKI:スパンブリのMOTOの家にいた2ヶ月間で、タイ料理の全てを食べさせていただいて(笑)。他に楽しみがないんですよ。曲作ったり、筋トレばっかりをやっていて、ご飯の時間が楽しみで(笑)。みんなで食卓を囲んで食べていました。
何が一番美味しかったかな?野菜のスープに鶏が入ってる・・・。
MOTO:ซุปไก่(スープガイ )。
YUKI:鶏が一匹丸ごと入っているんですよ。
MOTO:芋とか、トマトとか入っている鶏のスープです。
GOLI:メチャメチャ旨いんですよ!
――タイの料理食べ尽くしですね。
MOTO:今2人は、タイ料理以外が食べたくなってますよ。タイ料理に飽きてる(笑)。
YUKI:もうすぐ4ヶ月になるんですけど、ほぼ毎日タイ料理食べてるんで、ちょっと他の国の食べ物恋しくなるなーって(笑)。日本にいたら、日本食だけじゃなくて、ピザを食べたり色々あるじゃないですか。でも、この辺の屋台とかでご飯を 食べようとかなるとタイ料理なんで、ずっとタイ料理なんです。
MOTO:でもオレ、日本で6年間いたけど、日本食に飽きてないよ(笑)。
GILI&MOTO:ははは。
――福岡はご飯が美味しいですからね。
MOTO:美味しいから、毎日で大丈夫(笑)。
――「これ無理だな」っていういのはありました?
MOTO:ซุปอึ่ง(スープウン)。カエルみたいなやつ。
※อึ่ง(ウン)はウシガエル
GOLI:あー。あれはちょっと無理でした。YouTubeの企画で食べてみようとしたんですけど、あれは堪えました。足とかが見えてるから(笑)
MOTO:肉がミドリ(笑)。
YUKI:皮が縮まって、ミドリの色が濃くなって(笑)。僕はドリアンがちょっと駄目ですね。
MOTO:臭いがね。
YUKI:臭いと、食べたときも駄目でしたね。
――GOLIさんはドリアン平気ですか?
GOLI:いや、まだ食べてないですね。
YUKI&MOTO:食べたよ。
GOLI:え?いつ?
YUKI:この前ご飯食べた時、一緒にドリアン食べたやん。
GOLI:覚えていないということは、食べられれますね(笑)。
YUKI&MOTO:ははは(笑)。
GOLI:めちゃめちゃ美味しくいただいたと思います!
YUKI:その時、美味しいって言ってましたよ(笑)。
――時間がある時はどうやって過ごしているんですか?
GOLI:僕はモーターサイクルが好きだったり、ジム、あとは元々インドアなんでゲームしたりパソコンに向かったり・・・が多いんですけど、街を歩いたりしています。タイの街はロケーションが新鮮なんで、外を歩いたときの楽しさとか嬉しさが、僕の中では日本とは全然違うんですね。歩いて「風景が面白いな」っていう時があって・・・。
YUKI:普通に歩いてるだけでもアイデアが浮かんだりとか・・・。
GOLI:変わらないけど、感じ方が違うというか・・・。思いついたことをメモったりもします。めっちゃ好きです、タイ!
YUKI:僕は、お酒飲んでますね。
GOLI:(YUKIに向かって)ชอบมากมาก(チョープマークマーク とっても大好きの意味)。
YUKI:外に飲みに行ったりもありますし、家で一人で 飲んだりもあるんですけど、タイの人と飲むと、めっちゃ楽しんですよ!なんで楽しいかって言うと、タイ人は日本人みたいにシャイじゃないんで、その場で踊りだしたりするじゃないですか(笑)
GOLI:空気感良いですよね。
YUKI:「オレたちパーティーめっちゃ好き」とか言っているんですけど、「この人達に勝てるかな?」って思う瞬間もあるんですよ(笑)。そのぐらい押されてるんで、ちょっと負けないようにしないと。
GOLI:刺激受けてるよね(笑)。
――MOTOさんは?
MOTO:僕も大好き(笑)。毎日パーティーしてます(笑)。
GOLI&YUKI:ははは(笑)。
MOTO:暇な時はYouTubeとか映画とか見てます。たまにゲームしたり。
――日本の映画も見るんですか?
MOTO:「HiGH&LOW」と「クローズZERO」を結構見てたんです。
YUKI:日本にいる時に流行ってたんです。それを見せて「日本語を覚えてもらおう」と思ったら、言葉が荒くなっちゃって(笑)。
GOLI:「オラー!」みたいな(笑)。
――お気に入りの店とかはできました?
YUKI:エカマイに「บ้านเพื่อน(バープアン)」っていうお店があって、ご飯も食べられるし、お酒も飲めて、生バンドの楽器も置いてあって、すごく楽しいんです。室内と外の席もあって、タイっぽいな~って感じます。
GOLI:エカマイの「URBAN(アーバン)」っていうHIPHOPのクラブなんですけど、そこに行った時にタイのHIPHOPを生で感じられたのが嬉しかったですね。音楽で僕らがやりたいことに近い場所だから「ここ、いいな~」「エネルギーあるな~」って思いました。
――もう、どこでも一人で行けますか?
GOLI:行けるようになりましたね。
YUKI:(メンバー間で)プライベートは干渉しないようにしてて、オフの時とかは好きな所に行くという感じです。
MOTO:経験を探しに行けー!って(笑)。
GOLI:それがこっちに来ている意味ですからね。
YUKI:外に出ればタイ語も覚えますね。「何人?」って聞かれて会話が広がったり。外に出ていくって大事だなって思いますね。
――MOTOさんも好きな場所あるんですか?
MONO:生バンドがある場所は好きですね。音楽を聞いて、一緒に歌う(笑)。
GOLI:ちょーいい空間!
――そこでタイの女性に出会ったり?
GOLI:鍛えている方が好きなんですけど、「おっ!?」って目を惹かれる瞬間もありますね(笑)。
YUKI:タイならではですけど、レディボーイの方とか多かったりするじゃないですか。国の懐の広さとうか、あーやこーやと言う人もいないじゃないですか。一緒に同じ空間で楽しめるていう、みんなにとって居やすい世界だと思います。
――せっかくタイで暮らしていますから、行きたい場所ってありますか?
GOLI:เกาะพีพี!(コピーピー)
――ピピ島ですね!
GOLI:タイに来たら、行って見ておかないとな、って思います。画像で見ただけでもめっちゃキレイだし、そこでMVとか撮りたいですね。
YUKI:チェンマイに行ってみたいですね。上の方。一回だけコンケーンには行ったんですけど、もっと上に行きたいですね。他の国との交わりとかを見て、少数民族の方とも会ってみたいなとも思います。
――タイ以外にも、ラオスとかミャンマーとかカンボジアとかマレーシアとかお隣の国へも行きやすいですよね。
YUKI:行ってみたいですよね。絶対に勉強になると思って、人生的に。
――MOTOさんはタイ人ですから、色々行っていますよね?2人をどこに連れていきたいですか?
MOTO:行ったことがないところなんですけど、プーケットに連れていきたいですね。
GOLI&YUKI:行きたいね~。
MOTO:あとは宇宙。
GOLI&YUKI:ははは(笑)。
――いよいよ「RUN」でデビューですね!
YUKI:曲はもう2年前くらいから作ってて、ミュージックビデオをハチナナさんという方に作ってもらったり、準備をしていたんです。
――どうやって曲を作り上げるんですか?
YUKI:GOLIが最初に曲を作って、そこにフックっていうサビを作って僕たちに送ってくれて、「この曲は、こんな感じにしたい」っていうディレクションをしてくれて、僕たちでリリック書いて、歌を入れて、それを日本のDJ MASSさんにリアレンジをお願いして、「RUN」が完成しました。
GOLI:パンデミック真っ最中だったんで、同じ若者達を鼓舞できるようなメッセージと、僕らも前に進んでいこうという思いを「RUN」には込めています。
MOTO:2年間を失って時間も限られているので、「歩くよりも走らないといけない」という意味も込めて「RUN」という曲名になりました。
YUKI:「走り続ける」というのと「走らないといけない」とか、色んなミーニングが重なってます。
――そして新メンバーのFIATさんが加入しましたね。FIATさん、オファーを受けた時はどんな気持ちでした?
FIAT:オファーが来たときはびっくりしたんですけど、実は最初にプロフィールを送ったことがあるんですよ。その時はGMM TVを通していて話が止まったんですけど、その後にソニー・ミュージックから連絡が来て嬉しかったんです。
――オファーが来る前から興味を持っていたんですね。
FIAT:オファーをもらって、もっとBMCの3人のことを知りたくなって、受けることにしたんです。一緒に頑張って行きたいと思っています。
――日本人が含む3人の中に入っていくにあたって不安はありませんでしたか?
FIAT:やっぱり不安はありましたね。文化の違いとか言葉の問題とか、結構不安でした(笑)。僕は人見知りと言うか、他人に合わせるのがちょっと苦手なところがあるんです。今回は頑張って、みんなに合わせて行こうと思ってます(笑)。僕と3人とはスタイルも合うし、良かったです。特に音楽については合うんですよ。
GOLI:そうそう。
――言葉の壁というお話がありましたが、タイ人メンバーのMOTOさんが日本語も上手だから、日本人のメンバーとFIATさんとを繋ぐ要になりますよね。
YUKI:そうなんですよ!本当、MOTOがキーマンなんですよ!
――FIATさんは日本には興味があるんですか?
FIAT:日本のドラマとかアニメとか、漫画もよく見ますね。
気になる日本の女優さんもいるんですよ。 その方の作品をいくつか観たことがあるんですけど、今名前が思い出せない・・・。
――日本に行かれたことは?
FIAT:実はまだ日本には行ったことがないんですけど、実は日本に親戚が住んでいるんですよ。いつか機会があったら行ってみたいですよね。
GOLI:けっこう日本との接点があったんですよ。
FIAT:日本料理も大好きですしね。
YUKI:タイに来てビックリしたんですよ、「日本食、こんなにあるんだ!」って(笑)。
FIAT:そうだよね。
YUKI:日本でガチの日本食も食べてほしいですね!
FIAT:オリジナルの日本料理ね!
MOTO:YUKIが作るよ(笑)
FIAT:YUKIシェフのOMAKASEだね(笑)。
(タイではOMAKASEがブーム)
YUKI:ノー、ノー(笑)。せっかく日本で食べるんだから、ちゃんとお店で食べようよ(笑)。
――10月7日に、4人による新曲「TAKE OFF (prod. by SpatChies)」がリリースされました。
GOLI:「TAKE OFF」には、僕たち4人が揃って離陸して行くぞ!出発して行くぞ!っていう意味が込められているんです。
――「RUN」からの「TAKE OFF」なんですね!
MOTO:最初の「RUN」は、新しいメンバーを探すという意味もあるんですけど、4人合流してから一緒に飛び立つというのが「TAKE OFF」なんです。
――曲作りはいかがでしたか?
GOLI:4人それぞれのスタイルを1曲にいかに詰め込むかっていうところで、Cyndi Seuiさんにプロデュースしてもらって、アレンジはSpatChiesさんにお願いしました。
チームでやらせてもらったんですけど、僕らがもともと3人でやっていた作り方のスタイルが違うんですね。
YUKI:3人の時は基本的にビートをGOLIが作ったり、僕とMOTOがフリー素材を持ってきて、ラップして、後からビートを変えたりとか、そういう感じで作っていたんですけど・・・。
GOLI:今回はセッションスタイルでしたね。新しかったし、楽しかったんです。その場でセッションして、歌って、決める。決まっているところは先に録って・・・。
セッションしながら曲を1から練り上げていって作り上げているっていうのが、すっごく楽しかったですね。
YUKI:モチベーションがあがりますよね。
GOLI:そのお陰で、これからどう作って行ったらいいんだろうというのが見えてきました。
FIAT:「TAKE OFF」は、タイ人と日本人が一緒になった僕たち、バランス的に良い曲だと思います。頑張って作った曲なので、皆さんに是非聞いていただきたいです。今後もタイと日本を合わせたコンセプトでこれから先も作って行きたいですね。
――そして、目指すは「Big Mountain Music Festival」ですね。
GOLI:そうです!「Big Mountain」主催のTEDさんは、タイの音楽シーンを見てるじゃないですか。そんな人にチャンスを与えられたら、モチベも上がるし、絶対に出演を実現させたいですね。
YUKI:2年前にタイに来て、「Big Mountain」のステージを見て、「このステージに立ちたい」と思ってから僕たちのタイに対する思いも倍増したんです。それで去年「Big Mountainに出るぞ」という気持ちタイに来たんですけど、パンデミックで鼻を折られての今年なんで、やる気に満ち溢れていますね。やるしかないという気持ちです。
「Big Mountain」が間近なゴールではあるんですけど、その先を見据えて、まずはそこを成功させて次のステップに行くことを考えています。
――「Big Mountain」を成功させることが世界へのパスポートになっているんですね。
GOLI:本当にそうなんです!
MOTO:「Big Mountain」はタイで一番大きなフェスですから、活動歴も浅くて、人気もまだまだこれからの僕たちがそのステージに立てる可能性があるというのは、嬉しいですね。もしそれが決定すれば、言葉にできないくらいの喜びでいっぱいになると思います。僕はもともとスーパースターになりたいという夢があるので、頑張って行きたいですね。
FIAT:もちろん「Big Mountain」は大事な目標ですけど、そこからグローバルに広げて行ければと思っています。
僕たちみたいに、日本人とタイ人、俳優とアーティストという組み合わせはタイでは珍しいと思います。僕はこれまで俳優で活動していたんですけど、これからはアーティストとしてもみんなで頑張っていきます。
――俳優のFIATさんがアーティストとしても活動する一方、もしかしたらGOLIさん、YUKIさん、MOTOさんもタイで俳優の活動をする機会もでてくるんじゃないですか?
GOLI:そうですね。福岡時代には俳優の活動もしたことがあるんですよ。
YUKI:タイでもこれからですね。
MOTO:実は僕は、子供の頃、5チャンネルと7チャンネルのドラマに出演したことがあるんですよ。
――もうタイで俳優デビューしていたんですね!
――「Big Mountain」は間近のゴールですが、1つの通過点になると思います。その後の目標を教えてください。
YUKI:タイでツアーを回りたいと思っていて、規模感はまだ具体的にはわからないですが、広いタイの各地を訪れたいですね。
――最初はMOTOさんの実家があるスパンブリですね。
全員:ははは(笑)。
YUKI:間違いない!
――FIATさんの出身はどちらですか?
FIAT:チェンマイです。
――YUKIさんが行ってみたいというチェンマイですか!
YUKI:อยากไปเชียงใหม่(ヤークパイチェンマイ チェンマイに行きたい)!
GOLI:スパンブリ!チェンマイ!
――MOTOさんとFIATさんの目標は?
MOTO:タイのフェスティバルも全部回ってみたいですよね。
FIAT:アジアツアーをして、次のステップでヨーロッパツアーにも行きたいですね!僕は日本に行ったことがないので、日本でもライブをしてみたいです。
YUKI:タイツアーに日本も組み込んで行きたいですね。日本ではFIATのファンも待っていると思いますし、僕たちももともと日本で活動をしていたので、日本にいるファンの方にも現状報告をしたいんです。
GOLI:僕らの考えていることで、ツアーを回ってタイの人に認知してもらって、アジアを中心としたクリエイティブチームっていうのを確立させたいんです。アジアをどんどん攻められるように、僕ら自身もできることは沢山あって、個性もいっぱいあるんで、アジアのエネルギーを持った奴らが集まれる空間とかも作れたら面白いかなとは思っています。
今でも、色んな国の方が見てくれてるんで、その人達にも曲を生でライブで届けに行きたいですよね。
やっぱり、まずはタイですね!タイ大好きなんで!
――そして10月22日(土)には、バンコク・アイコンサイアムでの大きなイベントの出演が待っています。
YUKI:ガチのライブなんで、そこで初めてBMCとしてのライブ感とか空気感とかを見せられると思います。
GOLI:ガッツリ僕らのことがわかると思います!ぜひ見に来てください!
■Thai-Japan Iconic Music Fest 2022
屋外ステージ 10月22日(土)21時35分~22時5分
――ありがとうございました。
全員:ありがとうございました!
(インタビュアー 梅本昌男)
タイ語、日本語、英語を駆使したポジティブなパーティチューンでタイを揺らす、日xタイ混合のHipHopチーム。
バンコクを拠点に活動し、日本育ちのGOLIとYUKI、タイ出身のMOTOと新メンバーのFIATの4名からなるBaby Mic Candyは、メンバーそれぞれが作詞・作曲、そしてラップ才能を持ち合わせ、互いに異なる感性をぶつけ合いながらも、相互への信頼と尊重をミックスする制作スタイルで、とにかく明るく、楽しく、未来に向けてのポジティブなメッセージをラップで発信している。
デビューシングル「RUN」は、タイドラマの世界的ヒットの火付け役となった大手メディアプラットフォーム“GMMTV”で配信中のBMC初の冠リアリティ番組「Baby Mic Candy: Thai Rap Mission」(英題)の主題歌としても起用。本情報は既にタイをはじめとした東南アジア地域のメディア60媒体以上にも取り上げられ、デビュー前から話題沸騰となった。
前へ、上へとアグレッシブに突き進むリリックとリズムが絶妙なバランスで、心地よく耳に入ったかと思えば、次の瞬間は自分ももう夢に向かって走り始めている。そんな気にさせられるエナジーソングでタイをはじめとしたアジア、そして世界をインフルエンスする。
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MOTO
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FIAT
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