タイ入国管理局、殺戮現場に入ったCNN記者のビザを取り消し

タイ外国特派員クラブより引用、殺戮現場から柵を越えで出てくるCNN取材班 タイのジャーナリストが撮影

タイ入国管理当局は2022年10月9日、タイ東北部ノンブアランプー県の児童施設で発生した銃乱射大量殺戮事件（36人死亡、そのうち24人は子供）の現場に入った2人のCNN記者のビザを取り消しました。タイ警察が明らかにしています。 

■タイ外国特派員クラブ、殺戮現場に侵入したCNN取材班に非難声明

問題の記者は、オーストラリア人のAnna Corenさん（47歳）とイギリス人のDaniel Hodgeさん（34歳）。2人は宿泊していたウドンタニ県のホテルで身柄を確保され、ノンブアラムプー県のナクラン警察署に連行され、取り調べを受けました。

警察によると、2人の記者が許可なく事件現場の封鎖線を越えたことが証明されれば、現場への侵入などの罪の問われる可能性があるとのこと。CNNは、2人が事件現場にいた保健関係者から立ち入りの許可を得たと主張していますが、タイのメディアはその主張を否定しています。

また、入国管理局が2人のビザを確認したところ、タイ国内で働く資格がないことが明らかになりました。警察は、2人が不法就労などの他の罪に問われる可能性があると述べています。

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