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不本意な言葉へのスマートな戦略的対応とは!?|タイの変人ポーにインタビュー

2022年9月1日 配信
不本意な言葉へのスマートな戦略的対応とは!?|タイの変人ポーにインタビュー

変人ポー/右(撮影:越佐龍馬会)

タイ在住のサムライを自称する変人ポー。タイ山岳少数民族アカ族・村長の娘と結婚、一男一女をもうける。2022年3月に二冊同時出版をした『変人ポーの人間力』では独自の哲学を展開し、『変人ポーの平和論』では千年計画での世界平和を本気で考える。この連載では「人生たったの一度きりだから…」と豪語する彼の哲学を深堀りしてみる。(インタビュアー:梅田 隼人)



悪口

「悪口を言っているのを見たことがない」と言われる変人ポーだが、逆に悪口を言われた時にはどうするのか。そのあたりの変人ポーの考えを具体的に聞いてみた。

 

スマートな戦略的対応

変:悪口だけじゃなくって、非難、批判、誹謗中傷、皮肉、嫌味、叱責、悪い噂、クレーム等々、自分にとってありとあらゆる不本意な言葉に対する戦略を予め決めておくことです。結論を言えば「相手にしない」ことです。これは、唯一と言って良いほどスマートな戦略と言えるでしょう。

梅:身も蓋もないように聞こえますが。

変:それが本当にできていますか?という話です。特に日本人は優しいので多くの人がそれに反応してしまいがちです。私の見る限り9割の人がこれらの言葉を「相手にしている」ように思えます。だから、人は悩みもし、ストレスを抱え、人生楽しんで笑っていないんじゃないでしょうか。故に、幸福度も高くない。

梅:でも人によってそれができない環境もあるんじゃないですか?例えば、会社で上司を相手にしないなんてこと、難しいと思いますけど。

変:「相手にしない」のは、あくまで戦略です。人それぞれの環境で、自分に見合った戦術を施していけば良いのです。

梅:なるほど、それで戦略ですか。詳しく教えてください。

 

スマートな戦略的対応

変:例えば戦略として会社の上司を「相手にしない」のであれば、戦術としては相手を嘘でもいいから認めてしまうんです。何言われても「そうですね」と同調の言葉を使ってどんどん流しましょう。怒られたら「ごめんなさい」すればいいんです。感情的になって自分の意見を主張したらたちまち捕まってしまうので、自分の意見は言わないことです。

梅:変人ポーが主張する「議論はしない」やり方ですね。

変:不本意な言葉に自分の人生時間を費やすのは時間の無駄遣いですからね。私にとってはそっちの方が不本意です。そんなことよりも、もっと大切なことは、やはり思考のことなんですよ。不本意な言葉に関して、自分の思考を働かせるべきではないんです。潜在意識が必ずそれをいろんなカタチでもって現実化してしまいますから。

梅:そうやって変人ポーは悪口を言わないやり方をされているんですね。

変:何も特別なことをやっているわけではないですよ。そもそも不本意な言葉を言ってくる人って考え方が違うだけなんです。それだけでその人を嫌いになるのはナンセンスですし、そもそも人間とはみんな違うものです。それを理解したうえで、不本意な言葉にいちいち反応しない練習をしてみましょう。必ずしもその人自体を、というわけではないですが、その不本意な言葉には「相手にしない」方がずっと楽(ラク)になり、人生も楽しくなります。
もっと、楽(ラク)していいんですよ。

変人ポー
本名:苅部俊雄
1978年、神奈川県生まれ。専門学校神田外語学院(KIFL)卒業。2002年に初めて来タイ、タイ在住歴は合計で14年。2000~2015年までの下積み時代には27回転職、26回引越、5ヶ国に住み、5社の起業を経て現在に至る。2010年、NPO法人日本PR(東京都)理事長。2017年、一般社団法人全国龍馬社中第189番加盟タイ龍馬会会長。2022年、『変人ポーの人間力』『変人ポーの平和論』(共に幻冬舎)を二冊同時出版。

<内容紹介>
変人ポーの人間力
もっと早く読んでいれば……!母国日本の未来を圧倒的スケールと独自哲学で綴る啓蒙書。テクノロジーの現代に必見の英知を凝縮した一冊。葉装家 稲荷重藏氏推薦!

変人ポーの平和論
世界80億人が必見!”それ”を維れ新めるにはこの本にあるような教育が必要だ。教育は、全てである。 郷士坂本家十代目 坂本匡弘氏推薦!

全国の書店、Amazon、Kindleにて好評発売中!

『変人ポーの人間力』『変人ポーの平和論』二冊同時出版をしたその理由とは!?
別書『人間力』はこれからの時代における自己啓発がテーマとなる。具体的にはテクノロジーとグローバル社会においての“超実践的”自己啓発本で、本書『平和論』 はその“超具体的”方法論の一つをまとめた内容となっており、両書は“対”になっていることが特徴だ。そしてこれは“知識”と“知恵”の対のことであるとも言えよう。つまり、知識の『人間力』、知恵の『平和論』ということにもなり、どちらか一方が欠けてもその魅力は半減してしまう。

ここで知識と知恵の違いについては、変人ポーの言葉をそのまま引用する。

「知識はあくまで知識だ。知識は行動を伴うことにより知恵となる。そして、この知恵は答そのものだ」

よって書籍『人間力』だけでは単なる自己啓発本に過ぎず、これでは従来の自己啓発本とともに単なる知識で終わってしまうこととなる。書籍『人間力』は、知恵の『平和論』という背景があってより現実的な哲学として完成する。

また書籍『平和論』だけでは机上の空論、あるいは“事実と意見の違い”もわからぬままに誤解され兼ねない。書籍『平和論』は、知識の『人間力』という裏付けがあってはじめて現実的な方法論となる。

本書を読み終える時にはこの意義が本当の意味で理解していただけることを祈念しつつ、ここに紡いでいく。

<『変人ポーの平和論』はじめにより抜粋>

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