韓国・済州島の入国管理局、1フライトで110人のタイ人を入国拒否

韓国・済州島

タイから韓国の済州島に向かったタイ人110人が、韓国への入国を拒否されました。2022年8月3日のThe Korea Timesが伝えています。

韓国の済州入国管理局によると、チェジュ航空でバンコクから済州国際空港に到着した184人のタイ人のうち、125人が再入国審査を受け、110人が入国拒否になりました。110人は、8月2日にタイに帰国しました。 

入国拒否の理由は明らかにされていませんが、前科がある場合や、故国に戻れない恐れがある場合、再審査を受ける必要があるとのこと。

韓国は7月25日より、ワクチン接種歴の有無にかかわらず、検疫無しでの旅行者受け入れけを開始。しかし入国にはビザの取得が必要で、これまで以上に入国管理が厳しくなっています。（韓国政府は8月3日、日本などからの旅行者について、1か月間限定でビザなし渡航を認めました。）

なお韓国では、多くのタイ人が不法就労しており、韓国で合法的に働くタイ人が約1万8000人なのに対して、不法就労しているタイ人は14万人になると言われています。2022年だけでも、韓国で不法就労が判明した1万377人のタイ人がタイに強制送還されました。

▼関連記事
韓国でタイ人の入国拒否が続出、400人が入国できず帰国か