トラの家族団らん、みんなで食事＠ドンパヤーイェン-カオヤイ森林地帯で撮影

©タイ国立公園・野生動物・植物保全局

タイ国立公園・野生動物・植物保全局は2022年7月11日、ドンパヤーイェン-カオヤイ森林地帯で撮影された2頭の子トラとその親トラ、そして他の2頭のトラの家族が獲物を食べている様子を示す貴重な場面を公開しました。

トラの映像や画像は、ドンパヤーイェン-カオヤイ森林地帯の非公開の場所で、パンテーラ・オーガニゼーションが協力し、ドンパヤーイェン-カオヤイ野生動物研究センターの職員が設置したカメラが撮影したものです。

タイには250頭の野生のトラが生息しており、タップラーン、カオヤイ、パーンシーダー、タープラヤーの各国立公園とドンヤイ野生生物保護区では2022年になって、3頭の母トラを含む15頭のトラが撮影されています。

ドンパヤーイェン-カオヤイ森林地帯はユネスコの世界遺産に登録されており、総面積は6,155平方キロメートル。哺乳類112種、鳥類392種、爬虫類・両生類200種を含む800種以上の動物相が生息しており、このうち19種が危急種、4種が絶滅危惧種、1種が近絶滅種に指定されています。