|
|
最近では外国株を日本人でも取引を行うということが珍しくなくなっている中、アジア株を取引するユーザーも増えてきています。
なかなか聞かれないアジア株ですが、各国同じ特徴ではなく、それぞれ特徴があります。
ここではアジア株を中心にどのような特徴があり、どのような点に注意して取引を行っていくべきかを解説します。
最初にCFD取引とは何かについて説明します。
CFD取引とは差金決済取引のことを意味しており、「Contract for Difference」の略称です。
差金決済取引は、原資産としている商品の現物の決済は行う必要のない取引です。
決済は売り買いを行って発生した差額部分のみで行うため、FXや株価指数、株式、コモディティ等幅広い商品でCFD取引が行われています。
タイの証券取引所は「SET」(Stock Exchange of Thailand)と「MAI」(Market of Altaanative Investment)の2つの証券取引所しか存在しません。
種類としては「ローリン株」、「フォーリン株」、「NVDR」(Non Voting Depositry Receipt)の3種類しかなく、外国人が取引を行うのは「NVDR」のみとなっています。
タイ株の特徴としてはアジア通貨危機で一度危機的な状況に陥った国に見舞われましたが、その後は外国資本が次々と参入し、近年経済成長が著しい国です。
財閥の同族支配の廃止等経済成長を阻害するようなものは次々と廃止しており、現在では輸出関連企業だけではなく、所得水準が向上していることから、タイ国内の内需関連企業も有望視されています。
アジア全体でも成長は継続しており、今後投資対象としては、タイも含めてアジア市場全体を見てポートフォリオに入れていくこともいいでしょう。
また外国株全体を取引しながらポートフォリオを構築することで分散効果が働くため、資産運用で外国株式を検討することは大切な見方といえます。
アジア株は新興国が多いため、先進国の経済動向に大きく影響を受ける国が多くあります。
理由としては先進国等外需の貿易によって国が成長しているため、先進国の動きが止まってしまうと新興国の動きにも波及してしまうということです。
中国は大きな経済力を持っているため、先進国が崩れても国内経済だけである程度回すことができますが、タイやインドネシア、フィリピン等はそういうわけにはいきません。
そのためアジアの新興国に投資を行うときは貿易相手国がどこなのか、主な産業がどこにありGDPの成長率にどの程度寄与しているのかは投資をする前に把握しておくようにしましょう。
また各国の株式市場の値動きというのは全体で見ると動きが同じように見えるものの、相関関係が薄い国同士というところもあります。
ポートフォリオを構築するポイントとしては相関関係の低い資産クラスを組み込むことによって、リスクヘッジがされるため、資産全体の価値の増減は小さくなります。
また他の債券やFX等投資している方は、その中に株式指数を入れてもらうことによって、よりリスク分散の効いたポートフォリオを構築することができるでしょう。
外国株や株式指数を売り買いするためには証券会社で口座開設が必要になります。
証券会社もそれぞれ特徴があり、外国株でも米国株に強い証券会社やアジア株に強い証券会社、株価指数に強い会社等、特徴や強みがそれぞれ異なるため、自身がどの取引を行いたいかを考えて調べてみることをお勧めします。
関連記事