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タイ中部ナコンサワン県のタイ警察ムアンナコンサワン署で2021年8月、麻薬犯として逮捕された男性(当時24歳)が、署長らから頭にビニール袋を被されるなどの拷問を受けて死亡。その様子は防犯カメラで捉えられていたのです。
逮捕された7人のうち、主犯とされたのが当時署長だったティティサン・ウタナポン(ธิติสรรค์ อุทธนผล)被告、愛称ジョー・フェラーリでした。元々ジョーという愛称ですが、フェラーリに乗っていたためりジョー・フェラーリと呼ばれるようになりました。当時彼は、ランボルギーニ・フェラーリ・ポルシェなど高級車29台を所有していたと伝えられています。
2022年6月8日、ジョー・フェラーリと6人の部下に、拷問殺人や職権濫用などの罪で終身刑の判決が下されました。当初死刑が宣告されましたが、減刑されて終身刑となりました。もう1人の部下は、致命的な拷問に関与していなかったため、禁錮5年4ヶ月となりました。
減刑については、ジョー・フェラーリと5人の部下は、拷問による殺人を除くすべての罪を認めており、被害者を蘇生させようとしたこと、病院に連れて行ったこと、被害者家族への補償を行ったことなどが評価されたようです。
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