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タイ保健省は、現在までに少なくとも12カ国で100人以上の患者が確認されているサル痘(Monkeypox)ウイルスの蔓延を監視するための緊急対策センターを設置しました。2022年5月22日に明らかにされました。
疾病管理局( Department of Disease Control:DDS)の局長であるオーパース・カーンカヴィンポン博士は、タイではまだウイルスが検出されていないものの、緊急対策センターが流行の進行を注視していくと述べています。
オーパース博士によると、国が開放されたことで、サル痘ウイルスを持ち込む可能性のある旅行者への警戒が必要であるとのとこと。
現在サル痘ウイルスは、ベルギー、フランス、ドイツ、イタリア、オランダ、ポルトガル、スペイン、スウェーデン、イギリスのヨーロッパ9カ国と、アメリカ、カナダ、オーストラリアで感染が確認されています。
なお、5月1日から22日の間には、イギリスから13,142人、スペインから1,352人、ポルトガルから268人が到着しています。
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サル痘は、発熱、体の痛み、頭痛、疲労、発疹、リンパ節の腫れなど、1980年に根絶された天然痘に似た症状を引き起こします。重症化することは少なく、伝染力もそれほど強くありません。感染は、体液、呼吸器飛沫、汚染された物質との密接な接触によって人から人へ感染しますが、新型コロナウイルスのようなパンデミックを引き起こす可能性は低いと考えられています。なお、致死率は約10%で、死亡のほとんどは肺の炎症、脱水、脳の炎症などの合併症によるものです。
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