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タイの観光業界は、2022年10月の中国のゴールデンウィークに、多くの中国人旅行者がタイを訪れることを期待しています。2022年4月20日のタイ国営メディアNNTが伝えています。
毎年10月1日は、1949年の中華人民共和国の建国を記念する中国国慶節です。中国国民は10月1日から7日までの7日間、ゴールデンウィーク(黄金週)と呼ばれる休暇を楽しみます。
タイ観光協会(Tourism Council of Thailand:TCT)のビチット副会長は、タイ政府が第2四半期中に国を完全再開できれば、2022年下半期に少なくとも500万人の外国人観光客を呼び込むチャンスが残されていると述べました。
また、副会長は、タイの全面再開が早ければ早いほど、観光地としての競争力が高まることを改めて強調しました。さらに、中国が第4四半期に自国民の海外渡航制限を追加解除すれば、年末までにタイへの外国人観光客は700万〜800万人に達する可能性があるといいます。
さらに、副会長は、タイが来年にはパンデミック前の70%、2024年には100%の観光客数を回復すると予想。しかし、多くの旅行会社が財政難のために業務を再開できないでいることを指摘しました。また、パンデミック以降、観光客は少人数で旅行するようになり、より自由な観光プログラムに参加し、リラックスしたアクティビティを優先するようになったといいます。また、ホテルの敷地内に長時間滞在したり、都市部の特定のレストランにこだわったりする傾向も見られるとのこと。こうした旅行習慣の変化は、大人数のグループ旅行やスケジュール化されたプログラム、郊外でのショッピングや食事などをビジネスモデルとしているツアーオペレーターにとって、さらなる課題となっています。
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