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ジョンソン・エンド・ジョンソン製の新型コロナウイルスワクチンはタイで認可されていますが、在タイフランス大使館が在タイフランス人のために接種した以外には、これまで接種は行われていないはずでした。しかしカンボジアと国境を接するサケーオ県の民間クリニックで接種されていたことが明らかになり、問題になっています。
ジョンソン・エンド・ジョンソン製ワクチンの接種が明らかになったのは、ある男性が自身のフェイスブックページに「いつ入手できるかわからないモデルナ製ワクチンを待ちきれず、サケーオ県のクリニックで2,800バーツを払ってジョンソン・エンド・ジョンソン製ワクチンを購入した」と投稿したためでした。
サケーオ県の保険局長は2021年11月9日、調査を行ったところこの投稿は事実であり、男性は10月16日にジョンソン・エンド・ジョンソン製ワクチンを接種したことを明らかにしました。また、このジョンソン・エンド・ジョンソン製ワクチンは、カンボジアから密輸された疑いがあると述べました。
タイ食品医薬品局の事務局長は、ジョンソン・エンド・ジョンソン製ワクチンは適切な許可を得ずにタイに持ち込まれた違法なものであり、密輸業者や販売者は、有罪となった場合、5年以下の懲役か1万バーツの罰金、またはその両方が科せられる可能性があると述べています。
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